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筋線維が損傷する三つの要因があります。
筋肉がトラブルを起こすようになるこの三つの動きを控えれば、痛みの改善に繋がります。
私たちが痛みを感じるのは「腰を曲げると痛む」「階段を登るときに膝が痛む」など何らかの動きをしたときに生じる「動作痛」が多いと思います。
何らかの動きをすると言うことは、筋肉や靱帯を使うという事ですから、動く時の痛みはこれらから起きているわけです。
靱帯は大きな動きをしませんので、分かりやすい筋肉で考えますと、筋肉がどのような動きをしたときに痛みが起きるのでしょうか?
①収縮痛(筋肉に力を入れた時の痛み)
1-1 等尺性収縮(筋肉の長さは変えずに力を入れる)
1-2 短縮性収縮(筋肉が短くなりながら収縮する)
1-3 伸長性収縮(筋肉が伸びながら収縮する)
②短縮痛(他動で筋肉が短くさせられた時の痛み)
③伸張痛(他動で筋肉が伸ばされた時の痛み)
身体を動かす時には力を使うわけですから、私たちが感じている痛みは基本的には①の収縮痛です。
これは痛みの原因となっている筋を見つけるときに、最も大事な視点ですので、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
等尺性収縮時と言うと分かりにくいのですが、筋肉が伸びも縮みもしないのに力が入っている状態です。
胸の前で両手の平を合わせて押し合う時を思い浮かべて下さい。この時、腕は動きませんので腕の筋肉は伸びも縮みもしませんが、筋肉にはしっかりと力が入っています。
じっと立っているときに腰に痛みが走る、座っているだけなのに腰が痛いと言った場合、動きがないので筋肉を使っていないかのように思えますが、じっとしているときも、脚の筋肉や脊柱周囲の姿勢筋(身体を支えるための筋肉)が働いています。
つまり姿勢筋の等尺性収縮によって、じっと立っている時など、動きを伴わない時でも痛みが出るという事です。
懸垂をするときの上腕二頭筋(力こぶができる所)で考えてみましょう。
鉄棒にぶら下がって懸垂を始めますと、上腕二頭筋に力が入り短くなって行きます。
このように筋肉が短くなりながら収縮する事を短縮性収縮と言います。
今度は逆に懸垂で上がった状態からゆっくりと降りてくる時を思い浮かべて下さい。
身体が下がるに連れて上腕二頭筋は伸びて行きますが、筋肉強く収縮しています。
活性化したトリガーポイントがある筋肉が、この3つの筋収縮をしたときに痛みを感じますが、特に強く収縮している所、つまり最も力が入っている所で感じます。
これは力を入れずに筋肉が短くさせられた時に痛みを発する現象です。
例えば腰を曲げて横になって就寝される事も多いかと思いますが、この時、お腹や腿の付け根にある筋肉は短くなったままになっています。
草取りを長時間した後に腰が痛む方がいますが、これはしゃがみ込んだ姿勢のまま作業をするため、脚の付け根の所(そけい部)にある筋肉は、ずっと縮まされた状態を強いられます。この辺りの筋肉にトラブルを持っている場合、長時間短縮させられた為にトリガーポイントが活性化し、痛みを発し始めます。トリガーポイントは関連痛現象で遠くに痛みを感じさせる事がありますが、脚の付け根(そけい部)のトリガーポイントは腰に痛みを感じさせる事が多く、その為草取りの後に腰が痛むのです。
トリガーポイントを含む筋肉が、短い状態のまま長時間そのままにされると、トリガーポイントが活性化してきて、痛みを発するようになります。
力を入れずに筋肉が伸ばされている時に痛みを発する現象ですが、収縮痛や短縮痛に比べると痛み方は小さいと思われます。
伸ばしている筋で強く痛みを感じる事がありますので、縮んだ筋肉を伸ばすと痛みを感じると思われている方も多いと思いますが、ある筋肉が伸ばされている時はその拮抗関係にある筋肉は縮んでいます。実は筋肉を伸ばしている時の強いつっぱり感や痛みは拮抗側で縮んでいる筋肉が起こしている事が多いのです。
この事につきましては次の項で詳しくお話しします。
このように痛みを感じる時にどの筋肉が関与しているのかは、痛む場所にとらわれず、どこが一番強く収縮しているか、どこが一番短縮させられているかを見る事です。
この原則を当てはめますと、痛みの原因となっている筋肉を探すのは容易になります。
所長の佐藤です。
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