設立目的
背景
トリガーポイント研究所は、痛みで困っている方に笑顔を取り戻して頂きたいという思いで設立された組織です。
私たち日本人が困っている症状のトップ3は「腰痛」「肩こり」「関節痛」で、この症状で困っている人々は一向に減る気配がありません。
医学が進歩していると言われているのに、腰痛や肩こりで困っている方が減らないのはどうしてでしょう。
私たちは、現在行われている痛み医療が前提としている、構造上のトラブル(骨や軟骨の異常など)が原因であると考えていては、痛みの全体像はつかめないと考えています。
その為、激痛で受診しても、レントゲンやMRIで構造的な異常が見つからなければ、「特に異常はありません」と言われ、湿布と痛み止めを処方されて痛みに耐えるしかないというになります。
そこで私たちは、痛みやこりの本当の原因を多くの方に知って頂くことで、痛みを早く取り除き、何年も、何十年も痛みで苦しむという不幸な状況を転換できると考えています。また、身体的、心理的、経済的な痛みを伴う手術も、筋や筋膜に対する適切な処置を行うことで避ける事ができると考えています。
1980年代にTravell博士(故ケネディー大統領の主治医)とSimons博士により、筋や筋膜などに生じるしこり(トリガーポイント)が痛みをはじめとする、さまざまな症状を引き起こしているという論文が発表され、それらの症状は筋筋膜性疼痛症候群(myofascial pain syndrome:MPS)と名付けられました。
この概念から痛み症状を見ると、今まで「異常なし」とされていた痛みの原因がよく見えてきます。また、不定愁訴(自律神経失調症)とされたり、精神的な問題とされてきた様々な身体の不調も、筋筋膜性疼痛症候群の視点で治療を行うと、軽減したり消失することが多くみられます。
しかし、この筋筋膜性疼痛症候群という概念は、我が国の医学では取り上げられておらず、医師の方をはじめ、治療に関わっておられる多くの方がこの概念を知らないという状況にあります。
ようやく2009年3月4日(水)にNHKで、頑固な凝り、慢性痛の真犯人として、トリガーポイントが取り上げられましたが、これが我が国の常識となるにはまだまだ相当な年月を要すると思います。
研究所活動の基本
トリガーポイント研究所では次の3点を活動の基本としています。
- 痛みや不定愁訴の原因がトリガーポイントにあることを知って頂く為の情報発信
- トリガーポイント療法を取り入れたい治療家の方へ情報提供及びセミナー・講座の開催
- 痛みや不定愁訴を緩和するセルフケア(メディカル・ヨガ)の普及
組織
名誉顧問 | 加茂 淳 (医学博士, 加茂整形外科医院 院長(石川県小松市)) |
歯科領域顧問 | 菅 健一(歯科医師) |
オステオパシー指導顧問・講師 | 野村広盛(柔道整復師・オステオパス・のむら接骨院院長) |
鍼灸指導顧問・講師 | 一木禧廣(鍼灸師・Ramtha飯塚院長) |
MPS理論顧問・講師 | 方志春亀(ひじりボディ-ケアー代表) |
所長 | 佐藤恒士 |
講師 | 赤瀬良裕(理学療法士) |
講師 | 岸本洋幸(柔道整復師・もみの木接骨院院長) |
講師 | 関忠夫(トリガーポイント療法「みゆう筋整術院」院長) |
講師 | 田口守(柔道整復師・クラール整骨院 共同代表) |
講師 | 田中信圭(Ramtha福岡 代表) |
講師 | 棚橋利文(Ramtha宮崎 代表) |
講師 | 野田雄途(鍼灸師・はり・きゅう専門治療院「そら」代表) |
講師 | 福井 強(但馬療術院院長) |
講師 | 藤下浩美(こころとからだのセラピールーム「やさしい木」代表) |
講師 | 三川頼寿(柔道整復師・寿整骨院 代表) |
講師 | 宮本和也(理学療法士) |
お問い合わせ・申し込み・Q&A
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