トリガーポイントとは?腰痛・肩こり・関節痛などの痛みの原因です。

トリガーポイント研究所

2011年の活動と実績

2011.12.4~2012.2.5 デンタルセラピスト養成講座 久留米市

これまでにも何度かブログに書いてきましたが、歯科領域でも原因が分からない痛みや不定愁訴で困っておられる方が多くおられます。そこで、歯科医や歯科衛生士など、歯科関係者の方にトリガーポイントの視点で患者さんを診ていただくための「デンタルセラピスト養成講座(ベーシック)」を、くすだ歯科医院(福岡県久留米市)のご協力を頂き、5回にわたって開催致しました。

2011.11.20~12.23 トリガーポイント整体 ボランティア養成講座 熊本市

トリガーポイントや筋筋膜性疼痛症候群の事がなかなか広まらないため、我が国では多くの方が慢性疼痛や不定愁訴で長年困っておられます。そこで、次のような目的を持って、トリガーポイント整体 ボランティア養成講座を開催しました。

  • 筋筋膜性疼痛症候群で悩んでおられるご家族や知人を手助けできるスキルを獲得して頂く事
  • ヨーガや体操教室のインストラクターをされている方にトリガーポイントについて知って頂く事
  • トリガーポイント治療を取り入れたいと思われている医療関係者に基礎的な技術を学んで頂く事

ボランティア養成講座の内容についてはこちらをご覧下さい⇒

今回の講座には、線維筋痛症患者さん、歯科医師、歯科衛生士、作業療法士、ヨーガインストラクター、整体師など、さまざまな分野から参加されました。

 2011.11.13 MPS研究会 学術集会シンポジウム

MPS(筋筋膜性疼痛症候群)研究会が年に2回行っている学術集会が、11月12日(土)13日(日)の二日間に亘って大阪市で行われました。

1)薬事報告

ビタカイン製薬 阿部真博氏:がん患者の筋・筋膜性疼痛に対するトリガーポイント療法の調査

2)会員による研究事例報告①

小林只 先生:エラストグラフィー超音波診断装置によるMPS可視化への挑戦

3)特別講演

明治国際医療大学 川喜田 健司教授:筋・筋膜性疼痛症候群に関する基礎的研究の現状 

4)会員による研究事例報告②
 

山下クリニック 院長 山下徳次郎 先生:MPSの歴史的考察

現在保険診療として認められているトリガーポイント注射は、従来行われていた「局所麻酔」に付けられた名称で、筋筋膜性疼痛症候群を背景としたものではない。MPS研究かメンバー以外の医療機関でも「トリガーポイント注射」を行っている為、それが筋筋膜性疼痛症候群の治療として行われていると誤認されている事が危惧されるという内容でした。

5)会員による研究事例報告③
 

増田医院 院長 増田 和人 先生:MPSが原因と思われる肛門痛に対するTPBについて。

6)シンポジウム  テーマ:「MPSの治療について考える」

MPSの各治療法に関して、MPSの病態をどのように改善していくのかという作用機序や、各々メリット・デメリットを踏まえた上で、各治療法をどのように組み合わせていくのがベターであるかということを研究する為に行われました。

まず、各シンポジストから次のような発表が行われました。

木村ペインクリニック 院長 木村 祐明 先生 『スキマBLOCKについて』

筋・筋膜性疼痛症候群(MPS) に対する新しいブロック治療として、筋膜間に局所麻酔を行う「スキマブロック」の有用性について、臨床事例を基に発表がありました。

加茂整形外科医院 院長 加茂 淳 先生 『慢性痛のMEDICATION』

慢性疼痛に対する薬剤の開発が進んでいるのは、長年慢性疼痛で困っている患者さんには光と希望を与えるものであるとして、それらの薬剤についての特徴や効果などを発表された。

山下クリニック 院長 山下 徳次郎 先生 『私の行っているMPS治療』

MPS発症の要因について、筋拘縮などの筋の器質的側面と交感神経の緊張という機能的側面の二つがあり、それを踏まえた治療を行っておられるとの事でした。筋の器質的側面への治療としては、鍼によるトリガーポイント治療、およびその後にストレッチングを行うことで治療効果を上がることについて説明されました。交感神経緊張という機能的側面に対する治療としては、星状神経節ブロックや半身浴などを行われている事、さらに心理的な介入についても説明がありました。

内山整形外科医院 院長 内山 徹 先生 『認知行動療法』

痛み治療において、認知行動療法は不可欠ですが、慢性疼痛患者さんに対して行われた認知行動療法とトリガーポイントブロックを併用した治療について説明されました。

尚、このシンポジウムでは司会を務めさせて頂きました。

2011.11.10 福岡県大牟田市「トリガーポイント・エクササイズ」体験教室

大牟田市保育士会のレクレーション企画の一環として、3年前に引き続き「トリガーポイント・エクササイズ」体験教室を行いました。保育士の方は仕事柄、腰痛や肩こりに悩んでいる方も多いので、日常のケアの方法を知って活用したいという事でした。約170名の方が参加されました。

 ↑ 大牟田市保育士会 溝上会長のご挨拶

 ↑ スライドを使った「トリガーポイント」の勉強

 ↑ 肩こりの治療法を指導

 ↑ 二人ずつ組んで肩こり治療法の実践

 ↑ トリガーポイント・エクササイズの体験実習

2011.11.03 茨城県古河市「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」

関東地区では初めてのワークショップを茨城県古河市で開催致しました。歯科医師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、整体師、タイ式マッサージセラピスト、エアロビクス・インストラクターなど、さまざまな治療家の方31名が参加されました。

痛み治療に於いて、従来の構造的なアプローチだけでは、痛みの原因を把握することはできず、的確な治療ができません。筋筋膜性疼痛症候群やトリガーポイントについての理論やスキルを身につけてこそ、痛みで困っている方に対応できます。さらに。トリガーポイントの成因を推定し、その成因に応じた治療を組み立てることで、従来の診断、治療では改善しえなかった症状が軽減します。

今回のワークショップでは、上記の事を背景とし、痛み治療のあるべき姿、治療方針の立て方、治療法の選択、効果的な治療法などについでの概要説明と、治療に役立つスキルを実際に学んで頂きました。

参加された方々の声

  • 内容は非常に充実していました。実技時間をもっととって欲しかった。(30代 男性 整体師)
  • 実技がしやすいような場所の選定をして欲しかった。(50代 男性 柔整師)
  • 実技が多く、書籍ではわからなかった、カウンターストレイン、PIRを実際に体験できて、大変勉強になりました。明日から一人でも多くのMPS患者さんを救います。(30代 男性 柔整師)
  • とても勉強になりました。少しテンポが速く、ノートに記入する時間がなかった。(50代 男性)
  • 本日の講習内容を実践するために必要な教本を教えて欲しい。実技の時間をもっと多くして欲しい。(60代 男性)
  • 今までと違ったアプローチができそうで良かった。有意義な講座でした。(40代 男性 柔整師)
  • とても勉強になりました。もっと詳しく知りたいと思いました。(40代 女性)
  • とても奥の深い治療法だと感じました。新たな治療法の気づきを得られ、大変勉強になりました。(40代 男性 柔整師)
  • 筋肉の緊張の弛め方、トリガーポイントの取り除き方など、とても勉強になりました。もっと詳しく知りたくなりました。(40代 女性 タイマッサージ講師)
  • 痛みの代表である、肩こり、腰痛の軽減法が分かって嬉しい。早速家に帰って復習したい。(30代 男性 タイ式マッサージ)
  • 大変分かりやすかったのですが、症状別にもう少し詳しく、時間をかけて聞きたかった。(30代 男性 柔整師)
  • すばらしい研修でした。これから学んで行く指針を得た気がします。(20代 男性 理学療法士)
  • これからの治療が変わって行くと感じました。整体の技術を活かしながら、PIRやカウンターストレインを取り入れたいと思います。(40代 男性 整体師)
  • とてもわかりやすい説明と実技指導で、大変勉強になりました。更に興味が湧き、また是非受講できたらと思います。(40代 女性 タイ式マッサージ)
  • 痛みの連鎖(親ガメから小ガメへ影響)の原理が分からない点が難しさを感じましたが、それを感じさせないほど、他の内容が分かりやすく、この講座に来れて本当に良かったと思います。(20代 男性 大学生)
  • もっともっと勉強したいと思いました。トリガーポイント・エクササイズの講習会も是非やって頂きたいです。(20代 女性)
  • 正直、こんなにすぐに筋肉が弛むなんて、すごいと思いました。もっともっと勉強して、少しでも困っている方の役に立ちたいと思いました。(30代 男性)
  • なるほど、と思うような講座で大変勉強になりました。できれば図解入りのテキストがあると助かりました。(30代 男性 鍼灸師、柔整師)
  • 親ガメ(痛みの元)を探す方法を知りたいと思いました。(30代 男性 柔整師)
  • 初めてトリガーポイントのワークショップを受講しましたが、普段の治療で役立つ内容が多く、またこれまで分からなかった事が理解できました。PIRは思っていたよりも効果があり、明日香の治療で取り入れようと思います。また、関東でワークショップを開催して欲しい。(30代 男性 柔整師)
  • たいへん分かりやすく説明していただき、有意義な時間を過ごすことができました。これからもこのような講座を開催していただきたいと思います。(40代 男性 柔整師)
  • 患者さんの心の問題から解決することが、痛みを軽くすることに繋がることがよく理解できました。分かりやすい説明で、本当に良かったと思います。(40代 女性 タイ式マッサージ)
  • 斜角筋の治療法が為になった。痛みの連鎖の説明が良かった。(30代 男性 柔整師)
  • もっと実技の時間が欲しいと思いました。とても勉強になりました。(20代 男性 エアロビクス・インストラクター)
  • 治療用ベッドを利用して、見やすくして欲しかった。関東での講座を設けて欲しい。(40代 男性 柔整師)

2011.10.30 愛知県名古屋市「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」

名古屋市では2回目のワークショップを、愛知電子工業さんの主催で行うことができました。定員は50名でしたが、30名近くキャンセル待ちが出るほど、トリガーポイント治療に興味を持っておられる方がおられるという事を嬉しく感じました。

参加された方々の声

【役だった点、良かった点】

・知らない部分もいっぱいあり勉強になった。
・理屈がかなうので面白い。
・体を全体に見ながら治療しなければいけないということがよくわかりました。
・トリガーポイントという言葉は知っていましたがその内容を詳しく知る事が出来てよかったです。
・たいへん理解しやすく効果が感じられる内容でした。
 

・トリガーポイントに関してはまだまだ知識不足な点が多いため、今回これから勉強をしていくうえでよいきっかけになった。
・実技は何度も練習していかないといけないと感じた。
・治療に生かしていきたいと思うがもう少し理論を学んでいきたいと思う。
・トリガーポイントと言う名前しかしらなかったのですが、今日の説明でよくわかりました。ありがとうございました。
・実技でやった内容は結果としてほぐれた感じはあったが、もう少し時間のかからないやり方があるとうれしい。
 

・斜角筋についてが非常にためになった。
・とりあえず明日から手技に取り入れていきたいと思います。とてもわかりやすく2回目も受けたいと思いました。
・わかりやすい説明をしていただきさらに勉強をしていきたいと感じました。
・理解を深めたうえで実技の手技、技法などのセミナーを受講したいと思いました。
・実技が良かった。
 

・内容はわかりやすかったです。
・トリガーポイントで今まで不明であった部分が良くわかりました。
・自分が術者でやった感覚と患者で治療を受けた感覚と違いがよくわかって勉強になりました。
・明日からの治療に役立てたいです。
・患者の診方が変わりました。
 

・実技があったのがすごく参考になりました。明日から役立てたいと思います。またセミナーがあったらぜひ参加したいです。
・すごくわかりやすかったです。
・トリガーポイントについては全く初めて学ぶ機会でしたので、入り口として大変興味を持つことができた。効果を実際に体験することで使える手技だと痛感しました。

・実技があった点が非常によかったと思います。ありがとうございました。
・トリガーポイントについては今まで深くは勉強したことがなかったが、少し理解できた。
・治療の流れや痛みに関しての講義はとてもよかった。
・無駄がなくスムーズに展開されていてよかった。
・一度使用してみようと思った。
 

・なるほどと思ったが保険治療で患部を見てしっかり治療するよう教えられたため、考え方をたくさん持たないといけないのは実感した。
・実費治療の導入の助けになればと思う。
・実技の時間を多くとっていただいたので明日から試してみます。
・治療にすぐに役立つ感じがよかったと思いますが、資料がもう少しあると助かる。・カウンターストレインが初耳でした。もう少し使えるものがあれば次回でもおしえてもらいたいです。
・先生の考え方が聞けてよかった。

・トリガーポイントのとらえ方がわかった。
・一度家でためしてみたいところがたくさんあり、大変参考になった。ホームページで予習をしてきましたが、やっておいてよかったと痛感。より一層理解できました。
・直にトリガーポイントという治療法を初めて体験することができとても参考になりました。
・新しい観点を持った治療法で大変勉強になりました。
・早くに違いがわかるというのがいい

・今までの自分の治療での考え方が変わった。
・ほとんど無知の状況で、一回では消化しきれませんでした。
・知識、技術の幅が広がった。
・慢性筋痛にたいしての治療に対しての意識が高まった。
・痛みを出している部位があることを知る事で治療が行いやすくなり、やみくもに痛いところのみの治療や矯正を行うことが正しい治療でないことが理解でき、今回のセミナーは参加してよかったです。

・トリガーポイントの説明が実際あまりわかっていなかったので、今日の説明でよくわかりました。実技もあったので、非常にわかりやすかったです。
・肩のコリ、腰痛の施術が学べたこと。
・実技の講義がとてもよかった。
・治療の参考になりました。トリガーポイントで通電させてみたいと思います。
・治療というのはいろいろな側面から考えアプローチしていく事が大切というのがあらためてよくわかりました。この仕事は一生勉強だなぁということを痛感するとともに今後もいろいろな事を勉強したいと思いました。ありがとうございました。

【分かりにくい点、聞きたかった情報】

・自分で勉強していくのに参考になるような本や何かあれば教えてもらいたかったです。
・お話が少し早くあとでDVDでみることができるならいいですが、いろいろな症例をもう少し多く知りたかった。
・座学のすらいどと資料の統一をしてほしかった、資料の方はだいぶ省いて書かれていたので、スライドの内容をメモしようとしたらできなかったため。
・トリガーポイントについて初心者なので最後の質問コーナーがちんぷんかんぷんでした。
・鍼を使っての治療などがあれば聞きたい。

・時間が短いためほかの症例についてももう少し聞きたかった。
・患者さんが正座できない人にやるばあいどうしたらいいのですか?
・カウンターストレインとPRTの違い。
・トリガーポイントを学ぶのに良い本があれば教えてください。
・初回なので続けてセミナーを続けてくれるとありがたいです。

・親ガメの理屈が知りたい。
・トリガーポイントができるメカニズム。なぜそこが親ガメになるのかがわからない。
・説明(座学)のパワーポイントをある程度手元にほしい。

2011.10.23 熊本県熊本市「トリガーポイント・エクササイズ体験教室」

熊本県では初めての「トリガーポイント・エクササイズ体験教室」を、スガ歯科医院の菅健一院長のご協力の下開催することができました。「線維筋痛症」や腰痛で困っておられる方、ヨーガ・インストラクター、柔道整復師、理学療法士、エステシャンなど26名の方が参加されました。

  ⇒スガ歯科医院のブログ

  (主催していただいた管健一院長)

   (腰痛治療の例)

  (前方牽引姿勢の調整法)

参加された方々の声

  • ポーズが沢山あって覚えきれなかった。DVDなどを作っていただきたい。(40代男性、他)
  • 目を使うエクササイズが新鮮だった。(20代女性)
  • マジックのような効果に驚きました(60代女性)
  • 治療家を対象としたワークショップも開催して欲しい(30代男性、他)
  • トリガーポイントという名前は知っていましたが、詳しい説明を聞いて「目から鱗」でした(30代女性)

2011.10.03 福岡県福岡市「トリガーポイント・エクササイズ体験教室」

10月2日の飯塚市に続いて、福岡市東区のTNC西日本文化サークルでも「トリガーポイント・エクササイズ体験教室」を開催しました。トリガーポイント・エクササイズを、より多くの方に知っていただく為に、九州の中心地である福岡市で開催致しました。

また、継続的に教室を開催することになりましたので、痛みや不定愁訴でお困りの方は、体験に来られて下さい。教室名は「トリガーポイント整体教室」です。

2011.10.02 福岡県飯塚市「トリガーポイント・エクササイズ体験教室」

痛みや不定愁訴を緩和するには、筋筋膜性疼痛症候群とトリガーポイントが起こす「関連痛」の知識が必要です。また、「伸張反射」や「相反抑制」といった筋の作用の事も熟知してエクササイズを組み立てる事で、無理なく筋を調整し痛みや不定愁訴を緩和することができます。従来のストレッチングやヨガにない視点を補って構成した、トリガーポイント・エクササイズの体験教室を今回は福岡県飯塚市で行いました。今回の体験教室には痛みで困っておられる方はもちろん、治療家の方、ヨガのインストラクターの方など、痛み治療に関わっておられる方も参加されました。

トリガーポイント・エクササイズ体験教室の次の開催予定

(スライドと配布資料で、トリガーポイントや痛みについて座学を行いました)

(トリガーポイント・エクササイズ体験教室)

参加されたヨ-ガ・インストラクターの方の感想

素晴らしいトリガーポイント・エクササイズに出会うことが出来て喜んでいます。
ヨーガによって沢山の方との出逢いのなかで、いろんな方の心と体に向き合わせていただいています。
心と体の叫びが聞こえてきます。それを両面からみていくためにはやはりまず体の痛みがどこからきているのかという、深いところに気づくことが必要だと思っていました。心もとても難解ですが痛みがある方はまず痛みの解消が先に出来ればと思います。
しかし、これには厚い壁がありました。
でも、今日、トリガーポイント・エクササイズを体験して、これまで何年間もやぶれなかった壁に私なりの挑戦ができるのではないかと思いました。まず理論を勉強するためにお勧めの本がありましたら教えていただけますでしょうか。できましたら、飯塚までエクササイズに通いたいと思っております。

2011.09.19 福岡県飯塚市「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」

福岡県では初めてのワークショップを飯塚市のRamtha(ラムサ)で行いました。参加されたのは、歯科医師、柔道整復師、あんま・マッサージ師、理学療法士、カイロプラクター、整体師など多彩なメンバーで、23名の方が参加されました。

まずスライドで、「トリガーポイントと筋筋膜性疼痛症候群」「痛み治療のあり方」「トリガーポイント治療のスキル」などについて概要説明を行い、続いてトリガーポイント治療を行う場合の考え方や手順を「肩こりの治療」で、実際に体験していただきました。

トリガーポイント治療は「連鎖」の考え方が重要で、肩こりの治療の連鎖は「斜角筋」⇒中部僧帽筋⇒上部僧帽筋と推定して行います。また、胸筋や前鋸筋からの連鎖もありますので、今回はこの二つの連鎖を治療し、その効果を確認していただきました。

(↑ 中部僧帽筋のチェック)

(↑ 中部僧帽筋のカウンターストレインによる治療)

(↑ PIR:ポスト・アイソメトリック・リラクゼーションの実体験前のチェック)

(↑ PIRの実技)

(斜角筋のPIRの実技)

参加された方の声

  • 初めてトリガーポイントの講座を受講しましたが、とても勉強になりました。(柔道整復師)
  • 大変参考になり、受講した甲斐がありました。広い目で診る事の重要性を感じました。(カイロプラクター)
  • 今回で3回目の受講ですが、毎回大変勉強になります。(歯科医師)
  • トリガーポイント治療の基礎的講座に加え、臨床における先生のアプローチ法を実際に学べ勉強になりました。(理学療法士)
  • 治療のヒントを頂きました。明日からの治療に役立てたいと思います。(柔道整復師)
  • 患者さんの声を聴くことの大切さ、心の問題が痛みと大きく関わっていることを再認識しました。(整体師)
  • 初めての参加でしたが、とても分かりやすく、また、効果がすぐに確認できるので、楽しかったです。(あんま・マッサージ・指圧師)

2011.09.11 京都府京都市「痛みが楽になるセミナー」

京都市の江原鍼灸整骨院で、京都で2回目となる「痛みが楽になるセミナー」を開催致しました。講師はトリガーポイント研究所関西支部、江原鍼灸整骨院の江原吉昭院長。院長自身が慢性痛で苦しんだ経験の持ち主ですので、患者目線でのセミナーはとてもわかりやすく、毎回好評です。残念ながら、京都市ではこれが最後のセミナーとなり、次回の開催は来年となります。

 

 江原院長が書かれている「漢のブログ」は、痛みに関する情報も多くためになります。 ⇒「漢のブログ」

2011.09.04 宮崎県日向市「トリガーポイント・エクササイズ」

日向市立幸脇小学校に於いて、トリガーポイント研究所 九州支部の棚橋利文さんが、トリガーポイント・エクササイズの講習会を開催しました。棚橋さんは、宮崎市と日向市で「トリガーポイント・エクササイズ」の教室を開催しています。痛みや不定愁訴で困っておられる方は、ぜひご参加下さい。

 お問い合わせ・お申し込み⇒Ramtha宮崎(担当:棚橋利文)

2011.06.26 福岡県久留米市「ワークショップ」

久留米市の歯科医、楠田崇先生からの要請で、「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」を開催致しました。当日は、歯科医、歯科技工士、歯科衛生士、整体師、セラピスト、アイリストなど多彩なメンバーが参加されました。

 楠田崇先生のサイト⇒http://www.mikku.co.jp/kusuda/index.htm

トリガーポイントや筋筋膜性疼痛症候群についてはある程度ご理解いただいていることを前提に、これらの説明は簡単にして、痛み治療のあり方、診断のあり方、治療方針の立て方などを中心に説明し、そのご、治療の実際について、実体験していただきました。

今回は歯科関係の方が多く参加されていましたので、「顎関節症の治療法:咀嚼筋のPIR、顎二腹筋のPIR」など、歯科領域に関する治療法を学習していただきました。

その他、関節のブロックが全身に与える影響、全体のバランスを整える方法なども実際にトライしていただき、その効果を実感していただきました。

参加された方の声

  • 痛みの原因の見つけ方、眼球運動の効果についてなど有益な情報だった。(40代 女性)
  • PIRは何か魔法にかかっているような感じで、PIRによって体に劇的な変化が起こることに驚きました。(40代 男性)
  • 関節ブロックの弛め方、PIRのやり方などが特に参考になりました。(40代 女性)
  • トリガーポイントについて更に学びたいと思いました。(20代 女性)
  • 痛みが全身の繋がりの中で起きていることがよく分かりました。(60代 男性)
  • 痛み治療においてはまず全体からのアプローチが大切で、それから局所へのアプローチへと進む点が参考になりました。(30代 男性)

2011.06.18 秋田県大館市 「セミナー&ワークショップ」

トリガーポイント研究所を開設して2年が経過しましたが、この間毎日のように全国の方からお問い合わせやご相談を受けてきました。特に関西地区、中部地区、関東地区からのご相談が多く、関東以北からのご相談はほとんどありません。

そんな中で、トリガーポイント研究所の活動に注目して頂き、関東以北で初めて賛助会員になって頂いたのが、秋田県大館市の「かねた整骨院」の金田隆佳先生でした。先生のサイトやブログを見て頂くと、痛み治療に真摯に取り組まれていることがよく分かります。

 かねた整骨院ブログ 「やっぱり痛みは正しく知っていた方がいいよ」 もぜひ目を通されて下さい。

関東以北の方からのご相談が少ないということは、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)やトリガーポイントについて、まだまだご存知でない方が多いのではないかと思い、金田先生にお願いして、東北地方で初めての「痛みが楽になるセミナー」と「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」を主催して頂く事になりました。

福岡は梅雨のまっただ中で連日の雨にうんざりしていましたが、能代大館空港に降り立ちましたら、すばらしい青空の上天気でした。着陸する前、飛行機の窓から見える田園風景の見事さにはしばし言葉を失うほどでした。

痛みが楽になるセミナー

金田先生のご配慮で、司会をチャンネルあきたのお天気キャスターを務め、第23代ミスあきたこまちでもある、柏木千春さんにして頂くことになっていました。初めての司会付きのセミナーということで、ありがたく、また嬉しくもありました。

参加された方は、線維筋痛症で困っておられる方、腰や膝の痛みで困っている方など20名ほどの方が参加されました。また内科医や鍼灸師など治療に関わっておられる方も参加され、とても充実したセミナーになりました。

(向かって左から2番目が金田先生、その右側が司会の柏木さん)

痛みとトリガーポイント治療のワークショップ

セミナーに引き続いて、痛み治療に関わっておられる方を対象とした、ワークショップを開催しました。

テーマは「なぜ今までの治療で治らない方がいるのか?」ということです。

ひとつは、これまでの痛み治療が、「構造の変化⇒痛みの発現」を前提として組み立てられているからです。ところが私達の身体は、何らかの障害を受けたり異常を感じると、それを緩和しようとする「代償(かばう)」しようとします。その結果、今まで以上に使われる所や、極端に使われなくなるところなどが生じ、筋や姿勢にアンバランスが生じてきます。 そしてこのアンバランスによって生じた過緊張が痛みや異常を感じさせ、そしてこのアンバランスが「椎間板ヘルニア」や「軟骨のすり減り」などの構造的な変化をもたらしているという視点への変換がとても重要です。

もうひとつの理由はトリガーポイントが起こす「関連痛」という現象で、痛みを感じている所には原因が無いことがあると言うことです。

 関連痛ってなに?⇒https://trigger110.net/trigger-point/referred-pain

この現象のことを熟知していませんと、痛むところだけへの治療となり、痛みの緩和にはほとんど効果がないと言うことになります。特に腰痛や背部痛の場合は、60~70%ほどが関連痛ですので、痛む部位への治療では30~40%ほどしか効果が感じられないということです。

これらのことにつきまして、スライドを使った座学と、トリガーポイントを治療するためのさまざまなスキルの中から、代表的なものを実際に使って、どんな効果がみられるのかを実体験して頂きました。

(骨盤周囲の筋のアンバランスを調整するスキル)

2011.05.29 福岡県北九州市 「トリガーポイント・エクササイズ体験教室」

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)のことやトリガーポイントが起こすさまざまな症状が、医療機関や治療家の方々に知られていない事が多く、痛みやひどい不調感で長年困っておられる方がたくさんおられます。 トリガーポイント研究所の活動は小さなものですが、少しでも筋筋膜性疼痛症候群(MPS)やトリガーポイントの事を痛みで困っている方や医療機関、治療家の方々に広がる事を願って活動を続けています。

一つはサイトとセミナーでの周知活動ですが、もう一つは自分で痛みや不定愁訴を緩和するエクササイズをお伝えする事です。今回は北九州市で初めての体験教室を開催しました。

3月に行いました時と同様に、和裁専門学校「若葉学園」さんの全面的なご協力を頂いて開催する事ができました。

まずスライドを使って、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)やトリガーポイントが起こすさまざまな症状について知って頂き、その後実際にエクササイズを体験して頂いて、その効果を感じて頂きました。

参加された方の声

  • 長い間苦しんでいる腰痛が治りそうな気がしました。ぜひ続けたいと思いました。(60代 女性)
  • トリガーポイント研究所のサイトでも是非紹介して下さい。(30代 男性)
  • DVDやビデオの販売をお願いします。(50代 女性)
  • 等尺性収縮が弱い力でいいというのは発見でした。(40代 女性)

 

2011.05.26 福岡県宗像市 「トリガーポイント・エクササイズ体験教室」

痛みを緩和し、慢性化させないためには、自宅でできる日常的なエクササイズが不可欠です。しかも従来のストレッチや体操にない、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の理論に従ったエクササイズであれば、より効果的に痛みや凝りを緩和し、不定愁訴を軽減する事ができます。

そこで、トリガーポイント研究所では、トリガーポイント・エクササイズの普及の為に、各地で無料体験会を開催しています。今回は福岡県の北にあります宗像市の市民活動交流館“メイトム宗像”で行いました。

主催はトリガーポイント・エクササイズ・インストラクターの藤郁美先生で、宗像市や春日市でトリガーポイント・エクササイズの指導をされています。

(姿勢や感情で筋の緊張に変化がみられることを実体験)

(等尺性収縮を使うことで、簡単に筋が弛むことを実証)

2011.04.10 愛知県名古屋市 「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」

痛みで困っておられる方からのお問い合わせで一番多いのは、「トリガーポイント治療を受ける事ができる治療院を教えて下さい」です。トリガーポイント治療を行っている医師の方々グループであるMPS研究会で紹介されている医療機関は全国で18箇所(本日現在)しかありませんので、そのようなお問い合わせが多いのも無理からぬ事です。

そこで、鍼灸、整骨院、カイロプラクティック、整体などいわゆる代替医療に関わっている方々に、トリガーポイントや筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の視点で行う治療法をお伝えする事で、痛みで困っておられる方々に紹介できるようになれば・・・と考え、今回治療家の方々を対象として「痛みとトリガーポイント治療のワークショップ」を開催しました。

鍼灸師、柔道整復師、理学療法士、作業療法士、カイロプラクター、整体師、ロミロミセラピストなどさまざまな分野から参加され、数多くの質問が出るなど、熱気溢れるワークショップとなりました。

また、「今後、トリガーポイント・セラピーの講座が実施された場合、受講したいと思われますか?」という質問に対し、80%の方が受講したいという答えられ、トリガーポイントへの意識の高さが感じられました。

  

参加された方の声

  • 資料、講義内容共とても有益でした。(30代 男性 柔道整復師)
  • 定期的に講習を受けたいと思います。(40代 男性 整体師)
  • PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)の有効性に興味を持ちました。(30代 女性 理学療法士)
  • 痛み治療においての関連痛の重要性がよくわかった。 (20代 男性 作業療法士)

2011.04.09 愛知県名古屋市 「痛みが楽になるセミナー in 名古屋」

30年ほど前に3年間ほど名古屋で過ごした事がありますので、その懐かしい土地でセミナーを開催できたことを嬉しく思いました。名古屋はちょうど桜が満開で、セントレア(中部国際空港)から市内に移動する間、車窓から見事な桜をあちこちで見ることができました。

今回のセミナーには痛みで困っている方や、痛み治療に関わるお仕事をされている方などが参加され、有意義なセミナーを開催できました。今回このセミナーを主催していただいた「痛み専門治療室 Heart」の亀田祐旭先生のご尽力に感謝しております。

2011.03.27 福岡県北九州市 「痛みが楽になるセミナー in 小倉」

福岡県では第二の都市である、北九州市での開催は前々から願っていたのですが、今回は和裁専門学校「若葉学園」さんのご協力があり、ようやく開催することができました。参加された方は痛みや不調で困っておられる方ばかりでしたので、セミナー修了後の質疑応答では、ご自分の悩みについての質問が相次ぎ、実際の施術を体験していただいて、トリガーポイントがどのように関与しているかなどを実体験していただきました。

(トリガーポイントについてスライドを使った講演風景)

(椅子を使った腰背部痛を緩和するエクササイズ)

参加された方の声

  • 患者さんを実際に治療しながらの解説で分かりやすかった。 (30代 男性)
  • このような治療を継続的に受けられるといいなと思います。 (50代 女性)
  • 痛みに対して自分がマイナスになっていた事に気づきました。前向きに治して行きたいと思います。(60代 女性)
  • 自分の身体の事も、セラピストとしてもとても勉強になりました。またセミナーに参加させて下さい。 (40代 女性)
  • 今後に役立つ情報ばかりでとても勉強になりました。 (30代 男性)

2011.03.06 長崎県長崎市 「痛みが楽になるセミナー in 長崎」

長崎県では初めての「痛みが楽になるセミナー」を、長崎ブリックホールで行いました。 当日は冷たい雨の降るあいにくのお天気でしたが、申し込みを頂いた方は全員参加され、また飛び込み参加もあり、充実のセミナーになりました。

90分間ほど、日本の痛み医療の現実や誤謬、トリガーポイントや筋筋膜性疼痛症候群についての説明、そして、最後に痛み治療のあり方などについてご説明を行いました。

その後、PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクゼーション)の実体験をしていただいたり、現在痛みで困っている方へのアドバイスなどをさせていただきました。

参加された方の声

  • 痛みの原因がよく分かり、大変参考になりました。 (60代 女性)
  • トリガーポイントという言葉は初めて聞きましたが、痛みの原因であるということがよく理解できました。 (60代 女性)
  • アクロス福岡でのセミナーも受講し今回が2度目ですが、さらによく理解できました。(50代 男性)

2011.02.28 宮崎県日向市 「トリガーポイント・エクササイズ 無料体験教室」

Ramtha(ラムサ)宮崎の棚橋利文先生の主催で、「トリガーポイント・エクササイズ 無料体験教室」が開催されました。 痛みが慢性化された方や、不定愁訴に悩まされている方には、毎日のエクササイズがとても重要ですが、単にストレッチや指圧を行うよりも、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の考え方に従い、症状に関与しているトリガーポイントへアプローチすることがたいせつです。今回はトリガーポイント・エクササイズを体験していただく機会を設けました。

Ramtha宮崎のサイトはこちら・・・⇒

 

2011.02.27 京都市 「痛みが楽になるセミナー in 京都」

京都府では初めての「痛みが楽になるセミナー」を、トリガーポイント研究所 関西支部の江原吉昭先生(江原鍼灸接骨院 院長)が開催されました。 痛みで困っておられる患者さんや、医療関係の方など多彩なメンバーが参加され、充実の講座となりました。

このセミナーは江原先生が定期的に開催される事になっていますので、今回参加できなかった方は、次回の開催の時に是非ご参加下さい。

江原鍼灸整骨院のサイトはこちら・・・⇒

     

2011.02.06 福岡県飯塚市 「トリガーポイント・エクササイズ無料体験教室」

痛みを緩和するには、自分でトリガーポイントのコントロールができるようになることが大切です。 特に慢性化した方は身体の調整を毎日行うことが、痛みの緩和に大きく役立ちます。 そこで、テニスボールや椅子を使ってトリガーポイントを緩和するエクササイズの無料体験教室を実施しました。

当日は17名の方が参加され、トリガーポイントについての座学と、実技に熱心に取り組まれていました。

   (体験教室 開催前の風景)

2010.09.18 福岡県福岡市「リレー・フォー・ライフ」での講演

リレー・フォー・ライフ」というイベントは、ガン患者さんを応援し、患者さんを支える家族や支援者を讃えるというイベントで、アメリカから始まり、我が国でも全国各地で開催されています。

今回は福岡市東区の海の中道海浜公園で行われた、リレー・フォー・ライフ福岡主催のイベントで、「痛みとトリガーポイント」についての講演と、痛みを改善する方法のデモンストレーションを行いました。当日はとても暑い日でしたが、ガン患者さんも支援者の方も元気いっぱいで輝いておられました。

当日は飯塚市のトリガーポイント・セラピスト 田村先生や、宗像市のトリガーポイント・セラピスト 濱田先生も応援に駆けつけていただきました。

                      【スライドを使った講演の模様】

1時間ほど「痛み」や「トリガーポイント」、痛みを楽にする方法などについて、スライドを使ってお話を聞いて頂き、その後参加者の方で痛みで困っている方をモデルに、筋の緊張やトラブルを解除する方法を実演で診ていただきました。

      【トリガーポイント・セラピーの実演】

多くの方が実演を希望されましたので、会場を外のテント内に移し、トリガーポイント・セラピーの実演を続けました。

        【テント内での実演の模様】

コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)


整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。