7月24日(日)に、福岡市天神で定期開催されている、歯科医師の方々の勉強会に招かれ、筋筋膜性疼痛症候群やトリガーポイントについて講演をさせて頂きました。この勉強会には、福岡県だけでなく、熊本県や山口県、そして関東からも参加されており、今回は顎関節症と筋肉の関係についてなどの勉強会だということでした。
歯科領域では、顎関節症、頬や顎が痛む、虫歯がないのに痛む、歯が浮いた感じがするなど、トリガーポイントが引き起こす疾患があります。これらの疾患は原因となっているトリガーポイントを治療することで、速やかに改善されますが、トリガーポイントが起こす関連痛の知識が不可欠です。
また、顎関節症をはじめ、歯科領域の疾患が生じているということは、これらの症状に先行した、筋のアンバランスや、内臓疾患などがあると考えられます。顎関節症があれば、高い確率で、腰痛や肩こりも同時に生じていたり、既往歴があるはずです。 その意味で、歯科医の方々が筋筋膜性疼痛症候群やトリガーポイントの研究をされることは、様々な疾病を発見したり、未然に防ぐ事が出来る可能性を秘めていると思います。
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。