トリガーポイントとは?腰痛・肩こり・関節痛などの痛みの原因です。

トリガーポイント研究所

治療家の方へ

<全体は一部の為に、一部は全体の為に>

世の中には治療における様々な理論や技術が溢れていますが、多くの場合全体像では無く、一部の事を伝えている事が多いと感じています。

トリガーポイント研究所主催講座のベースとなっている視点は、「全体は一部の為に働き、一部は全体の為に働いている」ということであり、「原因」⇒「結果」という直線的な因果論では説明しにくい心身の機能を、より包括的に見ようとする立場で構成しています。

その為、最初は分かり難いと感じられるかも知れませんが、トリガーポイント研究所が提案する視点を獲得されると、これまで学んでこられた理論や技術が、治療の全体像の中でどの位置づけだったのかを整理整頓できますし、今後いろいろな機会を通じて学ばれる事も同様に位置づけでき、深い理解が得られることと思います。

また、この視点で患者さんを診る事に慣れて来ますと、とても大切な視点を得られた事を実感される事でしょう。

<「知る」「分かる」「出来る」>

本やテキストを読んで理論や技術を学んでも、それは「知る」という段階に過ぎません。
料理の本を読んだだけで美味しい料理が出来るわけではないように、知っているだけではそれらを効果的に使う事は出来ません。

学んだ事を実際に臨床の様々な場面で使う事で「そうか!こういうことだったのか!」と納得する瞬間が生じますが、この経験を通じて会得した時点から「分かる」という段階に入ります。

この段階に入ると、患者さんが変わっても、患者さんの状態が変化しても、これまでの学びや経験と照らし合わせることで、ある程度対応出来る様になります。

さらに学びを深めながら臨床経験を積み重ねると、これまでに出会ったことがないような症例でも「ああだったかな?こうだったかな?」と考えることなく使いこなせるようになりますが、これが「出来る」という段階です。まずは、これからこのサイトで学ばれる理論と技術を積極的に、意識的に使ってみて下さい。

痛みや不定愁訴で困っておられる方々が笑顔を取り戻し、人生を取り戻す瞬間に立ち会える私達の仕事は、貢献感があり喜びがあります。どうぞ楽しみながら学ばれて下さい。

トリガーポイント研究所 佐藤恒士

コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)


整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。