まず下のグラフをご覧下さい。腰痛や肩こりがほぼ右肩上がりに増え続けています。
日常生活や労働環境の機械化が進み、腰や肩への負担は減り続けているのに腰痛や肩こりを訴える人が増え続けているのは、現代医学が腰痛や肩こりに対応できていないことを示しています。
医療機関を受診してなかなか治らない人たちは、はり、灸、マッサージ、整骨院、整体院、カイロプラクティックなどに流れています。繁華街を歩いているとこれらの看板をあちこちで見かける事はご存じの通りです。
しかし、グラフが右肩上がりになっているということは、医療機関以外のこれらの施設でも、やはり腰痛や肩こりに対応できていないと言えます。では、なぜこのような事になっているのでしょうか?
目次
- 1.日本の痛み医療は遅れている!?
- 1-1 現代医学は痛みの原因のとらえ方を間違えています。
- 1-2 今までの「痛み常識」を疑ってみる
- 1-3 画像診断は役に立たない
- 1-4 構造的アプローチから機能的アプローチへ