メディカル・ヨガ 指導者養成講座の目的
下図のように侵害性の刺激が伝わりますと、体性反応として「筋のスパズム」「筋性の抑制」を起こし、自律神経性の反応として「痛覚過敏帯の出現」「血管の収縮」が生じ、中枢性の反応として「呼吸器系、消化器系、循環器系」へ影響が出てきます。
痛みや不定愁訴を改善するには。
「筋肉を伸ばしても楽にならない」
従来のエクササイズの多くは、「硬くなっている筋肉、縮んでいる筋肉を伸ばせば楽になる」という事を前提に組み立てられていますが、実はストレッチに反応しない筋や、ストレッチをすることでかえってトラブルを起こす筋もあり、個々の筋の特性や筋の状態に従ったエクササイズが必要です。
「関連痛の知識が必要」
痛みを感じている所に原因があると一般的に思われていますが、実は「関連痛」という不思議な現象があり、痛んでいる所に原因が無いことも多く見られます。従って、この「関連痛」の事を熟知した上で、エクササイズを行わなければ、痛みの緩和には繋がらない事になります。
(参考)関連痛ってなに⇒https://trigger110.net/trigger-point/referred-pain
「PIRで効果的にトラブルを解消できる」
硬くなった筋や縮んでしまった筋を弛めるのに、ストレッチや指圧をする事が多いのですが、それよりももっと効果的で、やり過ぎの副作用も少ないのが、PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)という方法です。PIRをエクササイズに組み入れる事で、ストレッチよりもさらに効果的に筋のトラブルを解消する事ができます。
(参考)治療法→③-1「PIR」⇒https://trigger110.net/treatment/treatment-method
「体質改善をすることで治りやすく再発しにくい体へ」
痛みや不定愁訴の改善を妨げている、「リンパ液の停滞」「内臓機能の低下」などへも目を向け、総合的に体を整えて行きますので、治りやすく再発しにくい体質へと導きます。
「不定愁訴を改善する」
トリガーポイントは痛みやシビレ感を生じさせるだけで無く、様々な不定愁訴も生じさせます。
筋筋膜性疼痛症候群の視点でエクササイズを行うことが不定愁訴の改善に役立ちます。
指導者養成講座の内容
座学
- 筋筋膜性疼痛症候群(MPS)について
- 不定愁訴とトリガーポイント
- 認知行動療法について
- 等張性収縮・PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)の効果と使い方について
- 筋と神経の作用について
- 痛みについて(痛みのメカニズム・慢性痛と急性痛)
- 指導法とエクササイズの組み立て方について
- 筋膜ラインについて
- 症状別メディカル・ヨガ
実技Ⅰ
メディカル・ヨガの実際
テーマ別エクササイズ:
- バランスを整える(身体内部の偏りや過緊張を正す)
- 脊柱の動き、関節の動きを高める
- 筋膜ライン調整
- 症状別(腰痛、肩こり、膝痛、不定愁訴、内臓機能回復、リンパ液循環改善)
実技Ⅱ
セルフ・エクササイズでは効果が出にくい部位、症状の相互整体法
バランス調整法、筋膜ライン調整、リンパドレナージュ、隔膜調整、内蔵機能回復テクニックetc
講師
トリガーポイント研究所:副所長 一木禧廣(鍼灸師・Ramtha飯塚代表)
詳細
名称 | メディカル・ヨガ「指導者養成講座」 |
開催日時 |
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開催場所 |
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受講料金 | ・初めて受講される方:38,000円 ・Basic講座修了生 :28,000円 ・Advance講座修了生:18,000円※再受講の方:10,000円 |
定員 | 15名 |
主催 | トリガーポイント研究所 |
備考 | 動きやすい服装で来られて下さい。 |
申込先 | 申し込み tel:092-201-1027 |
申込締め切り | 9月5日 |
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。