メディカル・ヨガ 指導者研修会の目的
日本人の愁訴トップ3は長年「腰痛」「肩こり」「関節痛」で、これらの症状で困っている人々は増え続けています。 痛みで悩んでいる方々が一向に減らないのは、現在行われている痛み医療に問題があると考えています。
また、従来のボディワークには筋筋膜性疼痛症候群の視点や、筋の生理学的な視点に欠けていて、痛みや不定愁訴の改善がみられない方もおられます。
そこで、筋筋膜性疼痛症候群の視点で構成したエクササイズ(メディカル・ヨガ)をボディワークに取り入れて頂く為の研修会を行います。
メディカル・ヨガの特徴
「筋肉を伸ばしても楽にならない」
従来のエクササイズの多くは、「縮んでいる筋肉を伸ばせば楽になる」という事を前提に組み立てられていますが、実はストレッチに反応しない筋や、かえってトラブルを起こす筋もあり、個々の筋の特性に従ったエクササイズが必要です。
「関連痛の知識が必要」
痛みを感じている所に原因があると一般的に思われていますが、実は「関連痛」という不思議な現象があり、痛んでいる所に原因が無いことも多く見られます。従って、この「関連痛」の事を熟知した上で、エクササイズを行わなければ、痛みの緩和には繋がらない事になります。
(参考)関連痛ってなに⇒https://trigger110.net/trigger-point/referred-pain
「PIRで効果的にトラブルを解消できる」
硬くなった筋や縮んでしまった筋を弛めるのに、ストレッチや指圧をする事が多いのですが、それよりももっと効果的で、やり過ぎの副作用も少ないのが、PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)という方法です。PIRをエクササイズに組み入れる事で、ストレッチよりもさらに効果的に筋のトラブルを解消する事ができます。
(参考)治療法→③-1「PIR」⇒https://trigger110.net/treatment/treatment-method
研修会の内容
座学
- 筋筋膜性疼痛症候群(MPS)について
- 認知行動療法について
- PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)の効果と使い方について
- 筋と神経の作用について
- 痛みについて(痛みのメカニズム・慢性痛と急性痛)
- 指導法とエクササイズの組み立て方について
- 症状別メディカル・ヨガ
実技Ⅰ
メディカル・ヨガの実際
テーマ別エクササイズ:症状別(腰痛、肩こり、膝痛、不定愁訴etc)、目的別(バランス調整、可動域改善、姿勢改善etc)
実技Ⅱ
セルフ・エクササイズでは効果が出にくい部位、症状の相互整体法
バランス調整法、リンパドレナージュ、隔膜調整、内蔵機能回復テクニックetc
講師:トリガーポイント研究所 佐藤恒士
受講対象
- メディカル・ヨガの指導をされている方
- ヨーガや体操教室の指導を行っている方
- 治療関係者で患者さんにセルフケアを指導されたい方
- 今後、ボディワークの指導者を目指されている方
詳細
名称 | メディカル・ヨガ 指導者研修会 |
開催日時 |
2014年10月26日(日) 13時~16時(3時間) |
開催場所 |
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受講料金 | 8,000円 (参加申し込みが必要です)・養成講座修了生の方:3000円 |
定員 | 12名 |
主催 |
トリガーポイント研究所 |
備考 | 麺棒(30cm程のもの)、硬式テニスボール2個、ヨガマットを持参下さい。 |
申込先 | 参加申し込み tel:092-201-1027 |
申込締め切り | 2014年10月20日 |
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。