トリガーポイントとは?腰痛・肩こり・関節痛などの痛みの原因です。

トリガーポイント研究所

姿勢筋のトラブルと内臓機能低下

体の深部で姿勢を維持する働きをする筋膜群は、横隔膜ー大腰筋ー腸骨筋など、内臓を囲むように繋がっていて、内臓機能とも深い繋がりがあります。

姿勢筋のトラブルから内臓機能が低下することもあれば、逆に内臓機能の低下が姿勢筋のトラブルを招く事もあります。このように姿勢筋と内臓機能は互いに影響し合っていますので、痛みの改善、トリガーポイントの解消を図るには、この関係性の視点が欠かせません。

特に横隔膜の脚部付近は腰椎への付着部で負荷がかかりやすく、自己回復できにくくなっている部位です。
この部位は背部の痛み、首や肩の痛みの原因となりやすく、施術に於いて必ずチェックしたいところです。

下図は姿勢筋の繋がりを示す「深前線」と呼ばれるラインです。

イラスト出典:アナトミー・トレイン―徒手運動療法のための筋筋膜経線                               
                            

一番左のイラストを見て頂くと分かりますが、姿勢筋の繋がりは胸郭の中で「心膜」を構成しています。
その為、姿勢筋のトラブルは心臓へ大きな影響を与えます。

家族性の心疾患の患者さんが受診されました。
安静時でも心拍数が100前後あり、ちょっと身体を動かすとすぐに130前後まで上がるようになり、医療機関を受診されたところ「心不全」の診断で、β遮断薬、利尿剤などの処方によって、安静時の心拍数が95前後まで落ち着いて来たとの事でした。

深前線へ施術をしますと、その場で心拍数が15~20ほど下がり、体感的にもかなり楽になると言われますので、心不全の一因として、深前線のトラブルの可能性が高いと感じました。

コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)


整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。

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