トリガーポイントとは?腰痛・肩こり・関節痛などの痛みの原因です。

トリガーポイント研究所

治療姿勢について

一般的に施術は、操体法やPIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)などの運動療法を除いて、伏臥位や仰臥位など、寝た状態で行うこと多いように思います。

一方で、痛みを訴える患者さんは、前屈みをすると腰が痛む、洗濯物を干そうとすると肩が痛むなど、立位での動作痛が大半を占めます。
そして、座位や臥位になると痛みが減少したり、消失したりします。

ということは、座位や臥位では痛みへの関与が少なくなる筋に、トリガーポイントが生じるなどのトラブルが発生していると推定できます。

我々が施術で経験しますのは、臥位では緊張や硬結が弛み、患者さんも「ずいぶんと楽になった感じがします」と言われるので、「施術がうまく行ったかな?」と思い、患者さんに起き上がって頂くと「あいたたた・・・」となるという現象です。

このような事から、従来の「施術は臥位で行う」という概念から離れ、痛みを改善するには、痛みが生じている姿勢で、下記の項目をチェックし施術することが肝要です。

・どこにトリガーポイントが生じているのか?
・どこが過緊張状態となっているのか?
・どこが過剰な収縮をしているのか?

痛みが生じている姿勢で痛みの原因を把握し施術を行う事で、施術効果は格段に向上します。

コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)


整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。

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