治療を行う上で最も大事なのは「診断」です。
どんなにすばらしい技術を習得しても、的確な診断ができなければ空振りに終わってしまい、いわゆる「宝の持ち腐れ」となってしまいます。
時間をかけてあれこれと施術をしたが結果が出なかったという経験は誰にもあります。
また、検査法をいろいろ駆使したが、原因が掴めなかったという経験もおありでしょう。
そこで、筋肉の反射を使って、どこに原因があり、どこが阻害しているのかを的確に突き止める方法が求められます。
「TRA法」は患者さんが訴える症状の原因を短時間で突き止め、適切な施術が出来るようになるための「テスト法」です。
TRA「原因をつきとめる筋肉反射テスト法」
TRA(TriggerPoint-Reflection-Analysis)(トリガーポイント反射分析)とはCRA(CONTACT REFLEX ANALYSIS)とAK(Applied kinesiology)の筋肉反射テストを元に開発した、トリガーポイント治療を行う上で必要な、患者さんの身体機能の評価を行うシステムです。
身体の構造的、物理的、各臓器、腺、システム、を分析する簡単で安全な方法で、身体の生体電気反射と筋反射を検査するカイロプラクティック技術です。
これは身体の特定のポイントを他の身体のシステムと結びつけることにより、内部的に何が起こっているのかを調べます。
これは単なる「診断法」ではなく、分析と管理の手法です。
体のポイントに接触することによって、身体のシステムの機能を監視することができ、そして迅速かつ正確に健康問題の根本を明らかにし、修正するための回答を提供してくれるテスト方法です。
「身体は嘘をつかない。正しい方法で、正しい質問をすれば、回答へ導いてくれる」・・・という事が前提となっています。
CRA(CONTACT REFLEX ANALYSIS)とは
CRA(Contact Reflex Analysis)は、D.A パーソンドール(Versendaal)博士によって開発されました。身体の構造的、物理的、各臓器、腺、システム、および栄養ニーズを分析する簡単で安全な方法で、正確に健康上の問題の根本原因を特定するための手段です。
身体の生体電気反射と筋反射を検査するカイロプラクティック技術です。これは身体の特定のポイントを他の身体のシステムと結びつけることにより、内部的に何が起こっているのかを調べます。これは分析と管理の手法であり、診断の方法ではありません。体の約75の「リフレックスポイント」を接触することによって、身体のシステムの機能を監視することができ、そして迅速かつ正確に健康問題の根本を明らかにし、本格的な健康問題になる前に問題を修正するための回答を専門家に提供するテスト方法です。
AK(Applied kinesiology)とは
カイロプラクティックの数あるテクニックの中の一つで、この筋肉反射テストは1964年にジョージ・グッドハートD.C.によって発表され、未だに進化し続ける身体機能の評価・治療システムです。海外ではカイロプラクターだけでなく医師、医療従事者によって取入れられ確立された治療体系です。機能低下に起因する健康障害を改善するトータルなヘルスケア手法として注目されています。
筋肉・頭蓋・脊柱・骨盤などにチャレンジ(TL)と呼ばれる押圧を加え、指標とする筋肉の力が変化するかを確認するといった方法も用います(正常な筋肉なのに筋力が弱くなるとしたらそこに問題が…という見方です)。経絡にはそれぞれ対応する筋肉があり、その臓器や経絡の問題は対応する筋肉の弱さとなって現れてくる。これを内臓筋肉反射という。例えば、胃や胃経に何か問題があると大胸筋鎖骨部が弱くなる(そのため、AKでは大胸筋鎖骨部を胃の関連筋と呼ぶ)。このことは、筋肉の力の変化を調べることで、内臓や経絡の状態を間接的に知ることができることを意味している。なお、私達はパワーをみている訳ではありません。神経による筋肉の機能的なコントロール、つまり促進されているか抑制されているかといった視点からみているのです。
AKを開発者したグッドハート博士がカイロプラクターだったこともあって、AKは一般にカイロプラクティックの一分野、あるいは一流派と見なされています。だが、上記のようにAK(筋肉反射テスト)は指標が単純明快であると同時にカバーする範囲が広範囲に渡ることから、AKが母体となってさまざまな療法が生み出されています。あるものはAKをより簡略化し洗練させ(「O-リング・テスト」、「タッチ・フォー・ヘルス(TFH)」など)、あるものは心理学の分野(感情ストレスに焦点を当てた「スリー・イン・ワン(3in1)」など)、あるものは教育学の分野(教育現場で使われています「教育キネシオロジー(EduK)」、「ブレインジム」など)、またあるものはオカルティックな分野とリンクするなど、現在ではキネシオロジーは、カイロプラクティックの枠組みを超えて、「キネシオロジー」という別の大きな体系を形成しています。
<日程・定員>
日程(全3回)
- 4月07日(日)10時~17時
- 5月26日(日)10時~17時
- 6月16日(日)10時~17時
定員
10名(催行6名)
<会場>
- Ramtha福岡
- 福岡市東区千早4-1-6 稲光Ⅱビル2階(JR・西鉄千早駅徒歩12分)
<講師>
トリガーポイント研究所所講師 福井強(但馬療術院 院長)
<受講料・ご用意頂くもの>
受講料
- 一般の方:120,000円
- トリガーポイント研究所の講座受講生:60,000円
※前納制(入金確認をもって席を確保致します)
※原則として欠席、キャンセルの場合の返金は致しません。ご了承下さい。
お問い合わせ・申し込み
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。