◇ 講座の背景
最近市町村の福祉課や健康管理課といった部署から、「痛みのケアについて指導して欲しい」という依頼を頂きます。
痛みは私たちのいろいろな身体の悩みの中でももっとも多く、厚労省のデータにも現れています。
これだけ多くの方が痛みやコリで困っておられて、医療機関、治療院、ヨガ教室などが多数ありながら、そのコントロールが出来ていない事を示しています。
なぜ痛みやコリといった症状がなかなか良くならないのでしょうか?
こういった症状を起こしているのは、筋膜、骨膜、靱帯、腱と言った組織で、それらをまとめて「Facia(ファシア)」と言います。
このFaciaは全身を覆っていて、私たちの姿勢の維持や運動を行う際に連鎖・連動して、全体として働いています。
このFaciaがトラブルを起こすと、連鎖・連動が全身性のものとなり、さまざまな痛みや愁訴の原因となりますが、痛みを感じている所や、コリを感じている所だけへのアプローチではなかなか改善に至りません。
それはFaciaが「連鎖・連動」している為、痛みやコリを感じている部位にトラブルがあるとは限らないからです。
痛みやコリを感じている所にトラブルがある確率は30~40%と言われていて、残りの60~70%は他の部位に問題があるということです。
この視点がありませんと、痛みやコリの改善は上手く行きません。
今回は、Faciaのトラブルの見方、そして痛みやコリの改善法について、実技を含めてご説明致します。
◇ セミナーの概要
第一部 「痛みやコリを改善するには」
- なぜ痛みやコリが慢性化してしまうのか?
- Faciaの連鎖・連動について。
- 痛みやコリを改善するには。
第二部 「セルフケアとペアケア」
- 痛みを緩和するペアケア法
- 痛みを緩和するセルフケア法
質疑応答
講師紹介
佐藤恒士
トリガーポイント研究所所長。
痛みや不定愁訴を改善する為には「トリガーポイント」への治療が必要で、その事を多くの方に知って頂きたいと、2009年にトリガーポイント研究所を設立。
全国で講演活動を行うと共に、トリガーポイント治療ができる治療家の育成に勤めている。
詳細
名称 | 「痛みを緩和するケア講座」 |
開催日時 | 2018年11月1日(木)13時15分~16時45分 |
開催場所 |
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参加費 | 無料 |
定員 | 25名 |
主催・協力 |
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備考 | セルフケアの指導なども行いますので、動きやすい服装で来られて下さい。 |
申込先 | 参加申し込み tel:092-201-1027 |
申込締め切り | 2018年10月27日 |
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。