4)画像検査の問題点
これまで「腰痛」や「膝の痛み」で検討したように、
構造上の異常と痛みの関係ははっきりしませんし
次のような研究もあります。
一つ目の研究は、1年間に亘って、腰部をMRIで繰り返し撮影したという研究です。
この調査期間中に腰痛を発症した人がいたのですが、
MRI所見には異常が見られませんでした。
つまり繰り返し撮影していたにも関わらず
痛みの原因は見えなかったという事です。
画像診断と腰痛との間には関連性が見られないという研究が数多くあり、
二つ目の研究もこの事を裏付けています。
画像診断で痛みの原因がわからないのに、
我が国ではまだまだX線撮影が行われています。
そして、我が国のX線撮影は他の先進諸国に比べて異常に多く
イギリスの医学雑誌ランセットでは、
その為に日本ではX線被曝による「ガン」が発症していると警告しています。
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。