テレビのCMでよく見ますのが
膝関節の痛みの改善をイメージさせるサプリメントです。
「ヒアルロン酸」「グルコサミン」「コラーゲン」などを摂る事で
軟骨の成分を補い、膝の痛みが楽になるような
イメージでCMが作られています。
しかし、はたして軟骨の成分を補って
痛みは楽になるのでしょうか?
実は関節の軟骨には神経線維がありませんので
軟骨が多少減った所で、痛みを感じるはずがないのです。
「日経ヘルス・プルミエ11月号」で
腰痛、肩こり、膝の痛みなどの特集がされていますが
その中で、聖路加記念病院 整形外科部長の星川吉光さんも
「関節軟骨には、血管も神経もないので
これがすり減る時に痛みは感じないのです」
と書かれています。
筋膜や腱などに出来たトリガーポイントは
あたかも頭蓋骨や関節などの「構造物」が
痛んでいるかのような痛みを起こします。
肩の僧帽筋は頭蓋骨が痛んでいるかのような痛みを感じさせますし
肩胛骨についています棘下筋は肩関節に深い痛みを感じさせます。
そして大腿部の大腿直筋や内側広筋は
階段の登り降り際に膝関節に痛みを作ります。
正座をするときに膝が痛む方は
膝裏のハムストリング筋のトリガーポイントが
起こしている場合が多いのです。
トリガーポイント研究所に膝の痛みで相談に来られる方のほとんどが
上記のサプリメントを利用された経験を持っておられまし、
医療機関で膝関節へのヒアルロン酸やステロイドの注射を
受けている方もおられます。
しかし、膝の痛みは関節へのこれらのアプローチでは取れません。
大腿部の筋や腱のトリガーポイントを指圧し
ストレッチすることで痛みは短期間で治まります。
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)

整体治療歴約30年。
トリガーポイント療法を基盤に臨床経験を重ね、トリガーポイント研究所を設立。筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の普及と後進育成に取り組む。
現在は、痛みを「生体防御反応」として捉える新たな理論「身体構造ネットワーク調整学(Safety-Based Body Network Regulation)」を提唱。
構造・神経・状況の入力と防御バイアス、そして脳の安全性評価という視点から、痛み・筋緊張・運動制限を統合的に再定義し、臨床・セルフケア・教育体系の構築を進めている。



