トリガーポイント治療を学びたい方の為のベーシック講座を、熊本県菊陽町で開催することになりました。今後トリガーポイント治療を取り入れたい方、治療家を目指している初心者の方にも分かりやすい内容です。
痛みや不定愁訴を改善するには筋筋膜性疼痛症候群の視点での治療が必要ですが、それにはまず「トリガーポイント」を感じ取る触診スキルが不可欠です。
書籍やサイトでトリガーポイントを学ばれても、トリガーポイントを見つける事が出来なければ、治療という土俵の上に上がることができないからです。
また、トリガーポイントが生じる原因はいくつかあり、その原因に応じた治療がなされなければ効果が上がりません。効果的な治療を行うには、その原因を探す診断スキルがとても大切です。
さらに、トリガーポイントを治療するには様々な治療法がありますが、その中でも患者さんの身体への負担ができるだけ少なくて、治療効果が高いスキルを身に付ける必要があります。
そこで、これらの事を踏まえて今回の講座では、次の事に重点を置いた講座にします。
①トリガーポイントを感じ取る触診スキルをしっかり身に付ける
②病因を推定する為の診断スキルを身に付ける
③トリガーポイントを効果的に治療する治療スキルを身に付ける
この3つをしっかり学んで頂きます。
※この講座は「入門講座」を含みます。
講座内容
【入門講座】:6月23日(日) 13時~17時
※入門講座だけの受講が可能です。
・筋筋膜性疼痛症候群について
・痛み治療のあるべき姿について
・構造的な欠陥のチェック
・呼吸の重要性と治療法
・主な治療法の体験
-全身をリバランスする調整法
-関節モビライゼーション
-PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)
ーカウンターストレイン
【ベーシック講座の概要】
1)症状に影響をもたらす要因とその解決法について
- 構造的欠陥のチェックと治療:下肢長不均等、半側小骨盤
- 呼吸相のチェックと治療
- 前方牽引姿勢のチェックと治療(腓骨頭・大臀筋PIR)
2)全体を整えるテクニック
- 仙骨、足首テクニック
- 寛骨の調整法
- 重力反応別治療法(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
3)検査法
- 診断の為の触診法:背部、仙骨、下腿、足底、僧帽筋、
- TP触診法:索状硬結の検索(僧帽筋、大腿筋膜張筋、菱形筋)
- パトリック徴候のチェックと仙腸関節モビライゼーション
- 腸腰筋調整法
- チャップマン反射:大腿部外側のチェック治療
4)整体法(整体の基本技術)
①「圧」:指、肘、掌、手根、
②「揺らし」
③「筋膜リリース」
5)トリガーポイント治療法
- PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)の基礎
- カウンターストレイン(筋紡錘の誤作動をリセットする手法)
の基礎 - 関節モビライゼーション
- 伸筋の緊張を屈筋で緩和する。
6)症状別治療法
- 顎関節症(頭頸移行部の治療、咀嚼筋の治療)
- 腸管リンパテクニック
- 肩こり治療:僧帽筋PIR、肩甲挙筋ASTR
- 五十肩:肩関節のPIR、筋膜リリース
- 腰痛治療:腹直筋筋膜リリース、腰方形筋C/S
<講師>
一木禧廣(トリガーポイント研究所 専任講師・鍼灸師)
詳細
名称 | トリガーポイント治療 「ベーシック講座(入門講座含む)」 |
開催日時 |
2013年6月23日(日)~全8回
※会場手配の関係で、7月以降の日程は変更になる場合があります。
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開催場所 |
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受講料金 | 入門講座:8,000円 ベーシック講座(全8回)48,000円 |
定員 | 12名(催行人数:5名以上) |
主催 |
トリガーポイント研究所 |
備考 | 動きやすい服装で来られて下さい。 |
申込先 | 参加申し込み tel:092-201-1027 |
申込締め切り | 2013年6月18日 |
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。