開催の背景
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の考え方は、痛み治療において欠かせない視点であることは間違いありません。そして患者さんの「治る力」をアップするには、患者さん自身が日常の生活の中でのケアがとても大切ですし、細胞の活力を低下させる、リンパ液の停滞という問題や、栄養素の過不足という問題も見逃せません。
今回のトリガーポイント・セラピスト・ベーシック講座では、痛み治療の基本で、最も重要な視点をコンパクトにまとめて学んでいただく内容に作り上げました。
対 象
・これから治療家やインストラクターを目指そうとしている方
・身体・健康に興味がある方
・痛みで悩んでいる方
・整体やリンパドレナージュに興味がある方
カリキュラム
理論編:1時間
実技編:4時間
セルフケア編:1時間
(計6時間)
2時間×3回で行います。
【理論編】 (1時間)
1) 痛み治療の基本
・細胞の活力をアップするには・・・
・栄養素の過不足
・リンパ液の循環改善
・内臓機能の活性化
・全体を整える事の重要性
2) 筋筋膜性疼痛症候群(MPS)について
・筋のトラブルが起こすさまざまな症状を知る
・関連痛を知る
3) セルフケアの重要性
・慢性痛の改善や予防には日常のセルフケアが欠かせない。
・脳が学習した運動パターンの改善は他力では出来ない。
・治療家は自分が整っていないと治療効果は上がらない。
【実技編】 4時間
1) 全体を整えるスキル
・伸筋、屈筋バランス調整
・寛骨の調整
2) 関節の「あそび」を回復する(関節モビライゼーション)
・手根骨のモビライゼーション
・足首のモビライゼーション
3) 検査法について
・斜角筋の検査
・腸腰筋の検査
・大腿直筋の検査
・大腿筋膜張筋の検査
4) 肩こりの治療法
・菱形筋のカウンターストレイン
・肩関節のPIR
5) リンパドレナージュの基礎
・リンパ液停滞の原因と対処法
【セルフケアの実体験】 1時間
患者さんの日常のケアを指導することは、慢性痛の改善や予防には欠かせません。症状に応じたセルフケアを指導できれば、患者さんの治癒力が増し、改善度が高まります。セルフケアを通じて、治療の在り方もよく見えて来る様になり、治療効果の相乗効果が生まれます。
また、治療家は自分の身体の手入れをすることも大切で、その事が患者さんを導く力となります。
トリガーポイントの視点に、リンパドレナージュ、内臓機能回復テクニックなどを組み合わせた「メディカル・ヨガ」を体験していただきます。
スケジュール・担当講師
2012年12月7日 スタート
- 金曜日コース(19時~21時):12月7日・14日・21日 講師 佐藤恒士
- 月曜日コース(19時~21時):12月10日・17日・1月7日 講師 橋本智長
- 水曜日コース(19時~21日):12月12日・12月19日・12月26日 講師 橋本智長
定員・受講料
- 定員:各コース20名 (月曜日コース・水曜日コース・金曜日コース)
- 参加費:31,500円 (毎月先着30名に限り早期割引価格”9,450円”が適用されます)
会場
ウエルネス福岡本校 福岡市東区千早4-1-6 稲光Ⅱビル 2F
お問い合わせ・お申し込み
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。