本講座の目的
筋骨格系疾患の中でも「腰痛」で困っている方は多く、男性では体の悩みのトップ、女性でも肩こりに次いで第2位です。
私達を悩ませる腰背部痛の60%~70%は、痛む所に原因がない「関連痛」である事が多く、治療家の方は痛みの原因を特定出来る理論とスキルを身に付けることが肝要です。
そこで、治療家の方が出会うことの多い「腰痛疾患」に特化した講座が開催されます。
- 痛みや不定愁訴を起こす筋筋膜性疼痛症候群(MPS)についてしっかり理解する。
- 腰痛治療においての原因特定をスキルを身につける。
- 少人数制で結果の出せる腰痛治療法をしっかりと身につける。
講座の概要
内容(腰痛理論)
・何故腰痛が改善しないのか
・痛み医療の問題点
・現代医学から取り残されたMPS(筋筋膜疼痛症候群)
・全人的な視点で診断、治療する
・痛みをシステム論でみる
・分節内リンク
・内臓機能低下
・関節機能障害
・構造的欠陥(下肢長不均等、半側小骨盤、モートン足)
・全身の姿勢筋を緊張させるキー領域の重要性
・全体調整
・腰痛罹患筋推定原理(原因となる筋の特定)
・腰痛治療の手順
内容(腰痛改善スキル)
【全体調整法】
・頭頸移行部8の字テクニック
・伸筋―屈筋バランス調整
・寛骨調整
・足首―仙骨テクニック
・重力反応タイプ別調整
【腰痛タイプ別治療法】
<腸腰筋タイプ>
腸腰筋検査(触診、動診)
胸腰移行部モビライゼーション、胸腰移行部棘突起、回旋筋、多裂筋
棘上靭帯、棘間靭帯バリアリリース
腸腰筋リリース、腸腰筋カウンターストレイン、PIR
<腹直筋タイプ(内臓機能低下との関連)>
恥骨上縁、肋骨下部バリアリリース
腹直筋ひだテクニック、腹直筋抓み
腹直筋カウンターストレイン
<腰方形筋タイプ>
腸骨陵―肋骨下部バリアリリース
腰方形筋カウンターストレイン(腹臥位、側臥位)
腰方形筋PIR
腰方形筋リリース(側臥位)
<ぎっくり腰タイプ>
胸腰移行部モビライゼーション、胸腰移行部棘突起、回旋筋、多裂筋
棘上靭帯、棘間靭帯バリアリリース
腸腰筋リリース、腸腰筋カウンターストレイン、PIR
仙骨多裂筋―臀筋ASTR腰が痛くなる。腰痛は数日で治ったが、しばらくして足の裏の痺れ(正座をして痺れるような感覚)が発生。
対象
- トリガーポイント治療を取り入れたい方
- 痛みや不定愁訴を改善できる治療家を目指す方
- 現在セラピストとして活動している方
定員及び催行人数
【定員】 6名(催行人数4名)
講師
田中信圭 (ウエルネス福岡本校代表・ラムサ福岡院長、トリガーポイント研究所講師)
詳細
名称 | 「腰痛治療講座」 |
開催日時 | 2015年10月25日(日)10時~18時 |
開催場所 |
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受講料金 | 25,000円(消費税別) |
定員 | 6名(催行人数4名) |
主催・協力 |
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備考 | 動きやすい服装で来られて下さい。 |
申込先 | 参加申し込み tel:092-201-1027 |
申込締め切り | 2015年10月20日 |
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。