講座開催の背景
筋筋膜性疼痛症候群の概念が、医療機関にも多くの代替医療にも取り入れられておらず、その為、長年痛みや不定愁訴で困っている方が余りにも多い。この事は、歯科領域でも同様で、長年顎関節症で困っている方、虫歯治療後に残る歯の痛み、顔や顎の痛みや異常感などで困っている方があります。
久留米市の歯科医楠田崇先生や、熊本市の歯科医管健一先生などからご要望があり、歯科衛生士・歯科医師の方を対象として、歯科医院でできるトリガーポイント治療の講座を開催する運びとなりました。
- 楠田先生のサイト⇒http://www.mikku.co.jp/kusuda/index.htm
- 管先生のサイト⇒http://www.sugashika.com/top.html
講座の目的
- 歯科領域に於いて筋筋膜性疼痛症候群の視点での診断・治療ができるようになる。
- 歯科領域以外の愁訴に対して、歯科医院でできるトリガーポイント治療を身につける。
- 特に、顎関節症、不定愁訴、頭痛、肩こり、首の痛み、手のしびれなど上半身の治療法に熟知していただく。
講座の内容
講座はトリガーポイント治療を行う上で必要な、基礎的な知識と技術を身につける「ベーシック・コース」と、より高い理論と技術を身につける「アドバンス・コース」に分けて行います。
ベーシック・コース
【知識・理論】
・痛み治療で必要な用語
・関連痛領域の理論と知識
・トリガーポイントと不定愁訴
【実技】
・トリガーポイント治療に必要な基礎的手技
・デンタルセラピーの基本的な治療の流れ
・トリガーポイントを捉える感覚を身につける
・伸筋、屈筋バランス調整法
・PIR(肩関節、斜角筋、胸鎖乳突筋、上部僧帽筋、肩甲挙筋、大胸筋、小胸筋)
【スケジュール】
・3時間×5回(13:00~16:00)
・12/4(日)・12/18(日)・1/8(日)・1/22(日)・2/5(日)
【受講料・定員】
・受講料:21,000円
・定員:8名(定員になりましたので締め切りさせて頂きます)
アドバンス・コース
ベーシック・コースを修了された方を対象とします。
【知識・理論】
・問診、触診法
・疼痛緩和姿勢
・関連痛と連鎖
・痛み医療のあるべき姿
・閾値と感作、脱感作
・傾聴技術
・認識療法、認知療法
【技術】
・寛骨調整法
・過敏性解除法
・カウンターストレイン(頸部、肩甲骨内縁、腸腰筋、棘下筋、棘上筋)
・関節モビライゼーション(肩関節・キー領域・肘関節・手根骨)
・内臓回復テクニック、リンパドレナージュ
・整体法(肩関節弛緩法、腰痛、背痛対処法)
・症状別治療法(顎関節症、肩こり、頭痛、寝違え)
【スケジュール】
・3時間×5回(13:00~16:00)
・2012年2月中旬以降に隔週で行います。(日程調整中)
【受講料・定員】
・受講料:42,000円
・定員:8名(定員になり次第締め切りさせて頂きます。キャンセル待ちを希望される方はご連絡下さい)
講師
佐藤 恒士(トリガーポイント研究所 所長)
場所
楠田歯科医院:久留米市小森野3-17-10 TEL 0942-48-8887
申し込み・お問い合わせ
トリガーポイント研究所 eメール:trigger.labo@gmail.com tel:092-201-1027
コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)
整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。