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「群盲象を評す」という言葉がある。
ウィキペディアの解説には次のような事が書かれている。
この話には数人の盲人(または暗闇の中の男達)が登場する。盲人達は、それぞれゾウの鼻や牙など別々の一部分だけを触り、その感想について語り合う。しかし触った部位により感想が異なり、それぞれが自分が正しいと主張して対立が深まる。しかし何らかの理由でそれが同じ物の別の部分であると気づき、対立が解消する、というもの。(Wikipediaより)
youtubeが広がって来てから、動画を使って治療法の説明をしたり、治療法講座の案内をしたりする方がとても増えて来た。
簡単な方法で健康を取り戻したり、痛みを改善出来るというような内容が多く見られるが、それが可能なのだろうか。
臨床では、簡単な手技で痛みやコリが改善する事を経験するが、それがすべての人にあてはまる訳ではない。
また、世の中には「名人」と呼ばれるような、特別な能力をお持ちの方もいるが、一般的な人間である治療家は、それを真似る事はできない。
さらには、一旦は収まったように見えた痛みやコリがすぐに再発したのでは意味がない。
誰でも一定の効果が出る施術、再発しにくい施術を目指すには、目の前の患者さんを全人的な視点で診断し、その診断に応じた施術を適切に行う事が肝要ではないだろうか。
そこで、「健康」という事を改めて考えてみよう。
WTOでは「健康」というものを次のように定義している。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
つまり、肉体的なことだけで健康は保てないという事を言っている。
さらには、肉体的健康を掘り下げると、身体の原料であるタンパク質や脂質、それらをサポートするビタミン・ミネラルが過不足無く摂取されていなければならないし、栄養素が満たされていても、寝たきりの状態では健康は保てないというのは当然なことで、適度な運動やセルフケアも必要である。
健康を取り戻したり、痛みを改善するにはこのような全人的な視点が必要であり、それらを踏まえた治療法でなければならないと思う。
2019年9月11日
所長の佐藤です。
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