トリガーポイント研究所
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「違和感」

昨日は四月一日、各地の入社式など新年度初めの行事が放映されていた。希望に胸を膨らませた新入社員の表情は明るく、暗いニュースばかりある中、久しぶりに心も和む想いをさせてもらった。
そうした中に、東北被災地の小学校の入学式風景があり、男の子は羽織袴、女の子は振り袖姿、全員が和服の晴れ着をまとっているのに、昭和の故老は違和感を感じたがなぜだろう。
 
私が幼児期を過ごした昭和初期の北九州では、まだ男女とも粗末な筒袖の着物が一般的で、洋服姿は一見して裕福な家庭の子女と分かったことであった。
私のアルバムに残る昭和三年の西南女学院での日曜学校の記念写真を見ると、男の子二十名の内、学童服など洋服を着ている者が十一名、着物姿が九名。女の子は総勢五十九名中、洋服を着用しているのは十七名、その他四十二名は着物となっている。
昭和四年、戸畑市(現北九州市戸畑区)の私立明治小学校に入学した。入学記念写真を見ると、男は全員が小倉織の黒の学童腹、女の子はまだ制服が無くまちまちの洋服を着ている。明治小学校は、安川・松本財閥による私立学校で、私以外は父兄の大半が明治専門学校(現九州工業大学)の教官や、安川・松本財閥傘下企業の幹部社員という恵まれた家庭であったためで、当時の一般的な状況とは言えない。
八十年以上も昔と今とでは、学童の衣服も様変わりしているのは当然のことであるが、小学校の入学式に和服姿をさせる親の気持ちが分からない。
今と違って、われわれの時代は、兄弟姉妹が五~六人というのが当たり前であったから、次・三男はお下がりを着させられたもので、私も兄のお下がりで入学式に参列したような気がする。
一人っ子が一般的な当世では、入学式にあたって通学服を新調することは当然で不思議はないが、和服姿をさせるというのは、親の自己満足に過ぎないのではないかと思われる。子どもの人生の門出を祝うには、わが子に伝えたい人生訓を子どもの胸ポケットに入れてやるなど、もっと内容のある方法があるのではないか。
中にはあまり気乗りはしないが、周りがするので仕方なくという親も居るのではないか。そうだとしたら、定見の無いことを人前に曝すわけで、子どもに対する親の権威も失われることになる。
今ひとつ違和感をおぼえたのは、これが被災地の風景であったということのようである。
東日本大震災はまことに痛ましい天災で、被害者のみなさんには慰めの言葉もない。全国はもとより台湾を始めとして世界各地から次々に義援金も寄せられていると聞く。被災者を元気づけるためにさまざまな催しも行われているようで、和服姿の入学式も同じ発想によるものと伝えられている。にも拘わらず大正生まれの私には、賛同する気になれないのはなぜだろう。世界中の人々から支援を受けている立場に、わが身を置いて考えてみる。
アフリカなどの貧しい地域からも、かつて日本からODA援助を受けた恩返しにと、送られてきた義援金もあるとか。まだ電気も通じていないその地域の人々に見せられるものではないように思われるがどうだろう。
諸賢のご批判を戴きたいものと思っている。
 
(平成二十五年四月二日)
 
 

2013年6月8日

所長の佐藤です。

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