トリガーポイントとは?腰痛・肩こり・関節痛などの痛みの原因です。

トリガーポイント研究所

痛み治療のワークショップ・アドバンス(頭頸部と内臓機能障害) 名古屋市 7月28日

ワークショップ開催の背景

痛み治療においてトリガーポイントや筋筋膜性疼痛症候群についての知識やスキルは欠かせません。また、どのように診断し、痛みの原因を推測して行くのか?その原因をどの治療法を使用するのか?などを判断して行くための知識と技術が必要です。

そこで、トリガーポイント研究所では、痛み治療に関わっている方、これから治療家を目指している方を対象としたワークショップを各地で開催してまいりましたが、より深く痛み治療のあり方について学びたいという要望が多く寄せられましたので、テーマを限定した「ワークショップ・アドバンス」を定期開催する運びとなりました。

【これまでに開催したワークショップ】

【これまでに開催したワークショップ・アドバンス】

  • 2012年02月02日:兵庫県加古川市(腰痛)
  • 2012年04月19日:兵庫県加古川市(肩こり・腰痛)
  • 2012年05月27日:愛知県名古屋市(腰痛)

ワークショップ(アドバンス・コース)の概要

トリガーポイント治療を行う上で重要な「診断スキル」「治療理論」「治療スキル」などを、詳しくご紹介するワークショップです。通常は講座形式で行っていますが、継続的に参加できない方の為に、講座の内容を分割し、毎回内容を変えたワークショップとして行います。すべてを受講されますと、通常行っている講座を受講された事になります。

全体を通した基本概念は下記の通りです。 

的確に診断ができる知識と診断技術

「痛み治療」には「指圧」「筋膜リリース」「PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)」など様々なテクニックが使用されますが、痛みやコリを効果的に軽減、消失させるには、「どの治療法を」「いつ」「どこに」使うのかという診断を的確に行わなければなりません。

身体は内外の変化に対してユニットとして対応していますので、患者さんが現在感じている痛みやこりにとらわれず、最初に生じた障害やトリガーポイントを見つけ出さなければなりません。これには問診、動診、触診の知識と技術が必要です。問診、動診、触診を通して、治療の対象部位、治療法の選択、手技の使用時期などを判断し選択を行います。

機能の変化をキャッチするスキルと感覚

痛み医療に関わる方は、「構造的アプローチから機能的アプローチ」というパラダイムシフトをしなければなりません。 「椎間板ヘルニア」「軟骨のすり減り」といった構造的な変化は、臨床的な症状とは関係がない場合が多いのに対し、機能の変化は臨床的な症状に直結していることが多いため、私たち治療家は「機能的変化」をキャッチできなければなりません。

機能の変化をキャッチする「感覚」は、あくまでも主観的なもので共有しにくいため科学的根拠になりにくいのですが、機能の変化を捉えるにはなくてはならないものです。そして痛み治療にはこの感覚が何よりも武器になります。機能の変化をキャッチできる感覚を磨くことは痛み医療に欠かせない要素です。

機能障害の連鎖を推測できる知識と検査スキル

「筋の異常なパターン」や「外傷」「内臓の機能障害」などは、身体のどこかにブロックを生じさせ、そのブロックされた部位を代償するために「過度の運動性」が生じます。そしてこの過度に使用された部位には筋の障害が生じやがて二次的なブロックを生じさせるようになります。このように機能障害は次々に連鎖を起こして行き、やがて全身性の問題となってきます。

また分節単位では「運動機能」「内蔵機能」「筋(トリガーポイント)」「皮膚」などは互いに影響し合うため、その関連性の評価が必要となります。特に脊椎(運動系)と内臓の相関作用については、予想すべき可能性がいくつかあります。

  • 脊柱(運動系)が内臓疾患と誤認されるような症状の原因となっている。
  • 内臓障害が運動系のいずれかの罹患と紛らわしい症状の原因となっている。
  • 内臓疾患が分節における反射反応の原因となっている・(運動分節のブロックを含む)
  • 分節運動制限の原因だった内臓疾患は治癒したが、ブロックが残ったため内臓疾患と紛らわしい症状を作っている。
  • 運動分節の障害が内臓疾患の原因となっている。(潜在性の罹患の場合もある)

痛み治療を的確に行うには、このような機能障害の連鎖への深い理解が必要です。

トリガーポイントを効果的に不活性化する療法

  • 傾聴技術・説明力(患者さんの訴えを聴く技術は治療の一環。また痛みをきちんと説明できることも治療の一環)
  • 全体調整の為にスキル(代償作用によって二次的、三次的に生じているTPを解除するテクニック)
  • PIR(ポスト・アイソメトリック・リラクセーション)、カウンターストレインなど筋の誤作動をリセットするテクニック
  • 低下した内蔵機能を活性化するテクニック
  • リンパ液の循環を促すテクニック
  • 関節のブロックを解除するテクニック

ワークショップ(頭頸部の障害・内蔵機能の回復)の内容

テーマ 1:「頭頸部の障害」

  • 顎関節の重要性と治療法
  • 顔面の痛みと治療法
  • 頸部治療の重要性と治療法

テーマ 2:「内蔵機能障害の回復テクニック」

  • 内蔵機能障害と筋痛
  • 治癒力阻害因子と内蔵機能障害
  • 内蔵機能障害回復テクニック

質疑応答(15分)

対象

  • 痛み治療に関わっている方
  • 今後治療家を目指している方

講師

トリガーポイント研究所 所長 佐藤恒士

詳細

名称 痛みとトリガーポイント治療のワークショップ「頭頸部と内臓機能障害」
開催日時 2012年7月28日(土)13時15分~17時 開場13時
開催場所


大きな地図で見る

受講料金 7,500円 (参加申し込みとご入金をお願い致します)
定員 15名
主催 トリガーポイント研究所 (https://trigger110.net)
申込先 トリガーポイント研究所 参加申し込み tel:092-201-1027
申込締め切り 2012年7月25日(定員に達しました場合は早めに締め切ることがあります)

 

コンテンツ作成・責任者:佐藤恒士(さとうつねし)


整体治療歴約25年。自力整体法、長谷川淳史先生のTMSメソッド、石川県小松市の整形外科医、加茂淳先生からトリガーポイント療法等を学び、現在は、トリガーポイント理論を多くの方に広める為にトリガーポイント研究所を設立し筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の啓蒙活動と後進の育成に力を注いでいます。詳細はこちらを参照ください。

カテゴリ

月別