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トリガーポイント研究所

「人を育てる」

大阪の市立高校でバスケット部の選手が顧問の教師からしばしば体罰を受け、それを苦にして自殺するという事件があり、このところニュースに取り上げられている。

昔は言うことを聞かない学童の尻を、親や教師が叩くなどは通常行われていたが、学校には無縁な私は、PTAが喧しい当節はなくなったものと思っていた。
終戦後は、世の中一般の民主化の風潮により、親や教師の権威が失われ、逆に親や教師に暴力を振るう子どもが現れたりして驚かされたりしたものだが、体育部では、先輩やコーチなどからのいわゆる「しごき」が存続していたということらしい。
 
自分自身の経験を顧みると、軍隊では初年兵時代に毎日のように殴られたものだが、家庭や学校で叩かれたことはなかった。
旧陸軍の内務班は、典型的ないじめ社会ではあったが、建前としては私的暴力の行使は禁じられていたし、古年兵が初年兵に暴力を振るうことの無いよう、注意する将校は少なくないように見受けられた。
 
やって見せ やらせてみせて 言い聞かせ 誉めてやらねば 人は動かじ
 
たしか山本五十六元帥の作だったかと記憶しているが、部下の訓練の要諦を衝いたもので、いつの世にも通じるものと思われる。もう忘れられてしまったのだろうか。
 
麻生での先輩である木庭暢平さんは、
「当面する問題が自分の能力では処理しきれないときに人は怒り出す。怒ることは自分の無能を曝すことで恥ずべきことだ。」
とよく言われていた。
 
足腰が衰えてきた私は、ままならぬ自分の体にいらいらしたり、おれおれ詐欺や通り魔事件、その時々の政局に政党間を渡り歩く政治家などのニュースに、呆れ慨嘆することは毎日のようにあるが、身近な周りの人のことに腹を立てる気力は失ってしまった。
 
(平成二十五年 一月十四日)