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最近、テレビを見ていると、官庁の幹部や一流会社の社長さんが、画面に向かって、深々と頭を下げ陳謝している姿を、よく見かけるが、その表情には本気で陳謝しているとは思われない。どうしてだろう。
陳謝の理由は、役所の窓口での応対が横柄だったとか、加工食品に虫が混入していたとの消費者のクレームとか、出荷前の検査漏れが発覚したとかなどいろいろあるが、その対応処置らしい。
昔は無かったこんな映像は、何時頃から見るようになったのだろう。
一因は、無責任な社員の手抜き仕事が増えてきたのではないかということだが、こんな手抜きは組織内の従業員教育以前の、言わば家庭での躾(しつけ)である。
それはともかく、こうした時には、もともと、担当の従業員が苦言を呈した相手の家に出向いて事情を聞き、説明もして問題解決をすべきものと考える。
詳細な現場の状況を知らない役所の幹部や企業の卜ップが、抽象的な謝罪をしているのは、社会的慣習に従っているだけで、本人は自分に過失があるとは考えていない。だから、その本心は見ていてすぐ分かる。
役所や企業信用にかかわるることだから、テレビでの記者会見には顔を見せるが、被害者本人に謝ることはしていないようだ。
これからは、こんな形式的なことは止めて、実質的責任者が、被害者本人に直接折衝することにして貰いたいと私は思っている。
なお、製造または出荷した商品は全部回収されるか、または、購入者に代金が返済されているらしい。会社の信頼回復のため、致し方無いことだろうが、個々の商品の品質にかかわらず、善悪一斉に廃棄されるのは、資源の有効利用の上からは勿体無いような気がする。
アフリカなどの貧困地帯では、泥水を飲み、銀蝿の群っている残飯を貪り食べている子供の姿を、テレビ画面で見せられる。日本では、消費される食料と同じ分量の、まだ手をつけられていない食べ物が、残飯としてゴミ処理場に運ばれるとか。また、出荷された自動車の検査不十分のため、同時出荷の車全部が一斉にリコールされるとも聞く。
品質をいちいち選別する費用が莫大で、採算が合わないのだろう、大量生産の宿命ということか。
芸術品のようなものは別として、大衆消耗品では手作りは通用しない。文明の進歩は、私たちの見えないところで、多大な犠牲を払って居ることになる。
2018年3月31日
所長の佐藤です。
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