![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
白河先生の「字統」で面白いものを見つけた。幸福の「幸」の字源は、罪人を拘束する「手錠・手鎖」という。「幸」の甲骨文字は、手枷(てかせ)の形を描いた象形文字という。「幸福」のイメージとは全く逆ではないか。どうしてだろう。
字統によれば、罪人を執(とら)えることを「執」といい報復刑を加えることを「報」という。
因(ちなみ)に報(ホウ=むくいる・こたえる・しらせる・まつり)は幸+艮の会意文字。幸は手枷、艮は人を上から抑えて服従させる意。手枷を加えて圧服するのは刑罰に服させることであり、報復的な処罰であるから「報いる」意となる。とある。
また、艮は卩(セツ)+又(手)の会意文字。卩は人の跪坐(キザ=ひざまづく)する形である。大昔は為政者や権力者の恣意により庶民は冤罪を被せられ、故なき処罰に処せられることがしばしばあった。
従って生涯そのような目に合わずに済むことは、稀に見る幸せと言うべきことであった。そのような数少ない稀な境遇(僥倖=ギョウコウ)を表わす方法として、逆説的に手枷を描いたものらしい。後に「幸」が広く幸せ一般を表わすようになり、本来の稀な幸せを表わす字として「倖」が創られたという。
法治国家と言われる現代でも、時として冤罪に服する人が、無実を訴え、服役後名誉回復されることを耳にする。人が人を処罰することの難しさを改めて感じるとともに、表彰など一度も受けずとも、無事に人生を全うすることは、我々庶民にとっては幸せであることを感じる。
2016年9月14日
所長の佐藤です。
セミナーを各地で行っています。研修会や勉強会にも呼んでください。
『痛みが楽になるセミナー』
『エクササイズ無料体験会』
『痛み治療のワークショップ』
申し込みはこちら…
【会員対象勉強会】
反射テクニック講座
日時:2021年2月27日(土)20時~21時
アプリ:ZOOM
講師:佐藤恒士 ⇒詳細
【オンラインレッスン】
メディカル・ヨガ
プライベートレッスン
2020年8月スタート
時間:40分間
アプリ:ZOOM
講師:辻内聡子 ⇒詳細
【オンライン・メディカルヨガ教室】
2020年6月スタート
講師:かわち・まゆみ ⇒詳細 ⇒詳細