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六月二五日 「イギリス、国民投票EU離脱を選ぶ」

先日、私が何も知らない時、知人より「英国ではEU残留か離脱かに、国論が二分し、近く国民投票が行なわれる。キャメロン首相は残留に誘導しようとしているが、賛否拮抗し残留がやや優勢と言うことらしい。どう思うか」と電話があった。遠い英国のこと、日本には関係ないことだから「かつては世界を支配した英国民としては、EUの実質的リーダー・ドイツのメルケルおばちゃんの下にいるなど、プライドが許さないという気持ちが、英国民の心の底にあるのじゃないか、離脱派が勝つよ」と無責任な軽口を叩いたが、聡明な英国民だから、簡単には現状を変えることはあるまいと考えていた。

ところが二三日夕刻、彼から電話があり「すごい洞察力で感服した」と褒められた。僅差ながら離脱派が勝ったらしい。私としては、まぐれ当たりを喜ぶより、現実的で聡明な英国民に裏切られた思いの方が強かった。

不勉強な私は知らなかったが、今朝の新聞を見ると、英国の離脱は、EUのみならず世界経済に多大の影響を与えるとのことで、日本でも関係閣僚が対応に苦慮し、安倍総理の売り物のアペノミクスにも陰を落とすのではと伝えられている。

今度の事件から教えられたこと考えさせられたことを自分なりに整理してみる。

① 英国民に対する印象に限らず、中国にしてもロシアにしても、それぞれの国に対する私たちの印象というものは、過去の歴史や今日のマスコミに登場する一握りの有名人や、自分がたまたま接した人の言行によって、攻撃的な国民だとか、親切な国民だ・商売上手の国民だとか、極(ごく)単純に決めつけていることが少なからずあるようだ。

② 世界の国々は政治経済その他の国益を計算して行動しているようだが、一国の指導者とか知識人は別として、一般庶民の行動は、損得よりも単純な印象や感情に左右されやすいのではと思われる。

③ 国民投票のような大多数の庶民の感情に左右される制度は、国や自治体の意思決定には合理的とは言えず、やはり選挙によって選ばれた議員の慎重な討議によるのが正しいと思われる。

④ にもかかわらず、国民投票のような選挙民の直接選挙が取り上げられるのは、(今回の場合は知らないが)議員の質の低下で議会の審議が有効的に機能していない為ではないだろうか。特に日本の場合、そう思われてならない。しかし、こうした現象は議会制度を中心とする民主主義の崩壊を意味することにならないか、大いに気になるところである。

⑤ EUは、そもそも第二次世界大戦後、参加国間の恒久平和と経済繁栄を目的として設立されたものであり、英国の離脱は、他の参加国に与える影響も大きく、それらの国の離脱も惹き起こしかねない。イギリス国民がEU(実質的にはドイツ)の束縛から離脱し自由を手にするのであれば、連鎖反応として、われわれも自由を手にすべく離脱しようではないかと考える国も、出てくるのではないか。

⑥ そうした考えは、最近ヨーロッパ各国に見られる国粋主義の台頭を促すこととなり、ヨーロッパの平和を脅かし、延いては世界平和にも影を落とすことになるのではと思われる。

⑦ アメリカ大統領選挙でのトランプ氏の人気といい、イギリスのEU離脱といい、このところ世界の国々が急に自国主義に傾いているように思われる。
こうしたとき、参議院選挙を控え、安倍総理の隠し玉(憲法改正)を睨んで、日本国民は難しい判断に迫られている。

2016年7月9日

所長の佐藤です。

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