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五、事務用品・文房具など(⑦ 計算機)

⑦ 計算機

今では上着のポケットに入るコンパクトな電卓があり、日常生活に必要な計算はいとも簡単に出来るが、私たちが子供の頃の計算器具といえば、もっぱら算盤(そろばん)であった。それも五つ珠のものであった。間も無く四つ珠のものに進化したが、あれはいつ頃のことだったろう。多分、昭和十年代前半のことではなかったかと思うが、定かな記憶はない。
入社した当初、会社でも計算はすべて算盤で行なわれていたが、算盤の不得手な私は、ずいぷんと苦労したものであった。

会社にタイガーの計算機が導入されたのは、昭和三十年前後のことではなかったかと思うが、当時、経理課の若手社員が、ものすごい速さでハンドルを回し、その速さを競っていたのが思い出される。

昭和三十年代後半に、電子計算機が会社に導入され、電算機室が新設された。やがて個人用の電卓も現れたが、当初は大型で価格も高く、なかなか手が出なかった。

私が初めて購入したのは、昭和四十七年で、まだ大きさもB6版の単行本ぐらいあり、まさに卓上計算機という代物であったが、値段も一万円近くしていた。その後、忽ち小型化し、値段も千円程度になり、今少し待てば良かったのにと後悔したことである。

計算機が出現しても、算盤を駆逐するには至っていない。タイガー計算機でも電子計算機にしても、乗除算、それも被乗数もしくは除数が一定した大量計算の場合は、確かに算盤より早く正確であるが、加減算では多くの人の場合、算盤の速さにはかなわない。なかには電卓で算盤並みの速さで加減算をこなす人も居ないわけではないが、それは極めて稀である。音声入力による計算機が出現しない限り、算盤の寿命はなくならないに違いない。

麻生本社の労務課で長年統計業務を担当していた内村さんが経理畑に転出し、その後任に珠算に堪能な百津昭四郎君が転入して来た。

隣の席から彼が毎月の賃金統計表を作成しているのを見ていると、通常はこうした作業では、縦横それぞれ集計して、双方の最終合計額が一致することで、計算の正確さを確認するものだが、彼は縦横いずれか一方だけを集計して終わりとする。いわば算盤の入れっぱなしで平然としている。だから集計に要する時間は著しく短い。

素人の私などから見れば、手抜きをしているのではないかと思われる。だが、珠算の名人と言われている本人に質すのは些か憚かられる気がするので、ある日前任者の内村さんに、この話をしたところ、

「ああ、百津君ぐらいの腕になると、それで間違いはありませんよ。自分の算盤に絶対の自信を持っているのでしょう。彼なら八桁の集計ぐらい暗算ででも出来るんじゃありませんか。」

と言うことであった。珠算の出来ない私は、驚くとともに、本人に聞き質さなくて良かった、危うく大恥をかくところだったと秘かに思ったことであった。

聞くところでは、彼の頭の中には算盤があり、暗算するときは、その算盤の珠が上下しているのだとか。これでは余程大きな数の場合でない限り、計算機の出番は無いに違いない。

中学の数学で計算尺の原理を習った。もうすっかり忘れてしまったが、乗・除・累乗・乗根などの計算が、簡単に出来る物指(ものさし)のようなもので、会社でもエンジニアの方々はたいてい所持し、しばしば利用していたようだが、ポケッ卜に入る電卓がある今でも使われているのだろうか。計算尺に無縁の私には分からない。

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2016年5月25日

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