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「国の標準時間」

今日の毎日新聞には、客員編集委員金子秀敏氏による「六時に笑った理由」と題するコラムがあった。面白かったので書き留める。

朝鮮半島の北緯38度線が緊張した。8月21日北朝鮮の金正恩第一書記が準戦時状態を布告した。危機回避のために板門店で南北高官会談が持たれ、北朝鮮が地雷事件で遺憾表明、韓国が宣伝放送中断を表明した。

宣伝放送を止めるために「準戦時体制」を敷くとは間尺に合わない。発表されない別件の駆け引きがあるはずだ。高官会談は22日午後6時半に始まった。北朝鮮の首席代表は金第一書記の側近とされるファン・ピョンソ朝鮮人民軍総政治局長、韓国側は朴槿恵(パク・クネ)大統領直属のキム・グァンジン国家安保室長。

冒頭ふたりは握手を交わした。この時ファン氏は「笑みを浮かべた」。(24日付「朝日新聞」)。写真を見るとファン氏は歯を見せ、唇を結んだキム室長とは対照的だ。準戦時体制下だ。笑っている場合だろうか。

謎を解くカギは時計の針にある。会談開始は韓国時間午後6時の予定が30分遅れた。だが北朝鮮は8月15日に「日本植民統治離脱70年」を記念して、標準時を30分繰り下げた。「平壌時間」では予定通りだ。
平壌時間は平壌やソウルの東を通る東経127度30分を基準の子午線としている。韓国は日本と同じ東経135度線。朝鮮半島ではなく、日本の兵庫県明石市を通る。
大韓帝国では127度30分線だったが、日韓併合後、朝鮮総督府が日本標準時に合わせた。

戦後大韓民国の初代大統領李承晩(イ・スンマン)は元に戻したが、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領らの軍事クーデター後、再び日本と同じにした。在韓米軍と在日米軍との間に時差を生じさせないためと言われる。ファン氏の笑いは平壌時間の正当性を誇示するためだろう。

いま金第一書記にとって気がかりなのは、朴大統領が中国の習近平国家主席の招きで9月3日、北京で実施される抗日戦争勝利七十周年記念の軍事パレードに参列することだろう。北朝鮮にすれば、朝鮮半島における抗日戦争の勝利者は唯一北朝鮮だ。ところが習首席は平壌を訪問せずにソウルを訪問し、韓国を重視している。天安門の楼上に習首席と朴大統領が並んで抗日戦勝を祝えば、韓国の正当性が認められたことになる。

北朝鮮は朴大統領訪中を止めるために38度線の危機を高め、中国が反発した。南北高官会談の真の議題は、軍事パレード参加問題だったろう。その証拠に、会談が終わるとすぐ中国外務省が発表した。「記念式典にはプーチン露大統領、朴韓国大統領などが出席する。」

広大な領土を有するアメリカは、西海岸(西経120度)東海岸(西経80度)の間に、経度にして40度、時間差が大きいので、地方ごとにいくつもの標準時間を使用する。したがってサンフランシスコからニューヨークへ移動するときは、何度も自分の腕時計を修正しなければならない。
それに対して、日本は東端の北海道知床半島で東経145度、西端の石垣島で125度と比較的時間差が少ないので、中間の東経135度の兵庫県明石市を平均太陽が通過する時刻を12時とする時刻を、日本全域の標準時としている。だから日本人は国内にいる限りは、時間差を気にしなくて済む。

上記のコラムによると韓国の標準時は、日本と同じと言う事だから、基準となる東経135度は日本海の中央を走っており、韓国の標準時とするには不自然と言わざるを得ない。

これに対して今年8月15日に北朝鮮が採用した平壌時間は平壌やソウルからあまり遠くない東経127度30分を基準としている。だから朝鮮半島の風土にふさわしいものである事は確かである。

この標準時を見る限り、平壌時間を使用する北朝鮮の方が独立国の対面を維持し、在日米軍の都合により日本時間と同じ標準時を余儀なくされている韓国は独立国としての体面を傷つけられているように見える。それを北朝鮮の代表ファン氏は誇示したと言う事のようである。この一事だけでも南北統一の難しさが窺われる。

ところで、EU(ヨーロッパ連合)の通貨がユーロで統一されているが、標準時はどうなっているのだろう。勉強不足の私には分からないが、EUの東端はイタリア半島の東経17度、西端はポルトガルの西経10度である。東西の距離は標準時間にして約30分だから、もともとEU参加の国の標準時は同じであったのかも知れないが、どうだろう。

(平成二十七年八月二十七日)

2016年1月25日

所長の佐藤です。

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