トリガーポイント研究所
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「軍神広瀬中佐」

「歳をとると子供に返る」とは、かねて耳にしていたが、先日来、左手の薬指が逆剥け(さかむけ)になり、絆創膏を巻きつけて痛みを防いでいる。

子供の頃しばしば悩まされた逆剥けであるが、小学校に上がる頃までで、それからはすっかり忘れていた。

家内から「そのうち襁褓(おしめ)が要るようになるんじゃない」と冷やかされた。
「冗談じゃない!」と一喝したが、それは別として、近頃しきりと小学校で習った教科書の一節や唱歌の歌詞を無意識に口ずさんでいることがある。
今朝も起き抜けに
「杉野は何処(いずこ)杉野は居ずや。艦内隈無く尋ぬる三度(みたび)。杉野は何処、杉野は居ずや・・・」という軍神広瀬武夫を讃える小学唱歌の歌詞が口をついて出てきた。

今時の若い人は知らない人が多いことだろうが、広瀬武夫は、海軍将校として、明治三十八年の日露戦争に参戦した。
当時、満州でロシア陸軍と対戦中の日本陸軍の兵站補給路を確保しなければならなかった。その補給路を脅かす旅順港を基地とするロシア極東海軍の活動をなんとしても、封じ込めることが日本海軍の急務であった。

そのために旅順港の出入り口に廃船を爆破して沈めて閉塞する作戦が行われた。
広瀬中佐はその指揮をとり、作戦成功して引き上げる時、姿の見えない杉野上等兵曹を探し回った。 「おい杉野!どこだ杉野!」と幾度も叫び探し回っている時、敵の砲弾が命中して壮烈な戦死を遂げた。

その行動が軍人の鑑(かがみ)として賞賛され、小学校の教科書にも取り上げられ、また文部省唱歌にもなり、私たちは幾度も歌ったことである。

明治三十年代、満州を南下し旅順に要塞を築くロシア軍の脅威は、日本にとって由々しきこととなり、いずれ日露戦争は避けられないものとなった。そこで日本は様々な方法でロシアの内情を探索していた。

その一つとして、広瀬中佐はロシア駐在武官として派遣され、ロシアの社交界に出入りする機会を与えられたが、その端正な姿勢と高潔な人柄はたちまちロシア人の注目を集めることとなったという。
私はかつて広瀬中佐の郷里、大分県豊後竹田にある広瀬武夫記念館を訪れたことがある。彼の実績を示す幾多の資料をが展示される中に、ロシアの若い女性(確かアズリナ・○○という名前であったと思うが)からの手紙が幾通もあった。

説明書きによれば、広瀬中佐がロシア駐在武官当時、モスクワで交際があり、心から彼を愛し、慕っていた女性からの切々たるラブレターと言うべきものであった。その中には戦争で引き裂かれた運命を、嘆き悲しむものもあり、深く感銘を受けたが、そこに立っていると「杉野は何処 杉野は居ずや」という歌声が聞こえてくる思いがした。

(平成二十七年六月十九日)

2015年12月2日

所長の佐藤です。

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