トリガーポイント研究所
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「真相は闇の中」

テレビを点けたら珍しい顔が現れた。元自民党幹事長の野中広務氏である。訪中議員団の団長として北京を訪れ中国政府の要人と会談するところが放映されている。
その中で四十一年前の日中国交正常化の折、田中角栄元総理と周恩来主席との間で、尖閣列島の領有権については当面棚上げにするという口頭の了解があった旨、田中総理から聞いたと発言している。
 
これを見て驚いた。私は不勉強だから真相は分からないが、田中・周会談でそうした口約束があったにしても、それをどうして北京で発表しなければならないのか、野中氏の常識が疑われる。
 
尖閣列島の領有権問題は今日日中間最大の問題であり、日本政府は日本固有の領土であるとの立場をとっていることは明らかである。真相は野中氏だけが知っているにしろ、それをまず伝える先は日本政府であるべきなのに、どうして北京での記者会見で喋ったのか、全く理解できない。
 
私が知らないだけで、野中氏は事前に日本政府の要人に伝えているのかも知れないが、若しそうだとしても、その後の対応は日本政府がなすべきことで、今は野に下りた野中氏が云々すべきことではないことは明らかである。
中国政府に招待されて、いい気になってのこととすれば、児戯に等しいことで恥ずかしい限りである。
 
岸田外相も菅官房長官も、この問題については野中氏の個人の発言として無視することとしているようであるが、日本政府にとって大きな障害となることは間違いない。
野中氏の現役時代の功績について、特に記憶に残るようなことは無かったが、今日の発言を聞いて、こんな人が国政の中枢に参与していたのかと驚くと共に、この国の将来を思うと空恐ろしくなったことである。
 
ところで、田中・周会談で尖閣列島の領有権棚上げの口約束があったとして、その後の経過を推測してみる。
 
棚上げしたのは、双方の主張が対立し、その場ではいずれとも決めがたい為であるが、棚上げしたことを公表すれば、双方の世論を刺激し混乱を招く恐れがあったからだろう。
 
口約束であるにしろ、国土領有に関する日中両国首脳の取り交わした言質であるから、双方が誠実に守らなければならない重要事項である。従って田中元総理は退陣するときに、後任の三木武夫首相に引き継いで居なければならない。なされていないとすれば、それは日本の国際的信用を失墜する事態を招きかねない大失態で、田中角栄氏の全功績を帳消しにすることになる。ロッキード事件で退陣を余儀なくされ、精神動揺の中にあったとしても許されることではない。
 
田中元総理から三木元総理以下歴代総理に引き継がれていたとすれば、どこで間違いが起こったのか。政権交代して民主党内閣なった時点で中絶したのか、などと考えてみるが、今の安倍総理は昨年十一月の政権交代時、民主党の野田前総理から引き継ぎが無かったとしても、平成十八年九月に総理の経験があるわけで、それを考えると、既にその時点で申し継ぎは途絶えて居たものと言わなければならない。
 
私に考えられることは、それぐらいのことで、真相はやはり闇の中である。
いずれにしても、日本政府はまた一つ重い課題を抱えたこととなるに違いない。
 
(平成二十五年六月四日)

2013年11月2日

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