トリガーポイント研究所
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「願い」

今年のゴールデン・ウィークも今日で終わり、テレビは各局いずれもUターンラッシュで混雑する交通事情を放映している。好天に恵まれたこの期間も、足腰の不自由な私は、日課としている四百メートルばかりを杖を頼りに歩く以外は、屋内でごろごろして過ごしてしまった。
顧みると、私が麻生産業(株)に勤務していた昭和二十年~四十年代は週休も日曜日だけで、祝祭日も年末年始三日間と盆休み三日間以外は操業日であった。
その僅かな休日も、炭坑部門の現場では、坑道維持のため、少なからぬ保安要員が勤務していたし、セメント製造の主役であるキルン(回転式焼成窯)は、一旦火入れしたら、相当期間連続運転することが求められ、休日も必要な人員が出勤していた。
労働基準法による年次有給休暇制度はあった。たしか勤続年数に応じて、年間十日~二十日与えられていた。病弱な私はしばしば風邪などの病欠に年休を当ててもらうなどしていたが、多くの人は使い残していたようである。
 
その頃に比べれば、今では週休二日が一般的のようだし、祝祭日も年間十五日ほどあり、勤労者にとってはずいぶん楽なスケジュールとなっている。
一年五十三週、週休二日では年間百六日、祝祭日を加えると百二十一日となり、三百六十五日の三分の一に相当する。言い換えれば二日働いて、一日休んでいることになる。
さらに大手企業ではこの他に夏期休暇まであると聞く。仕事から離れて久しくなった私には、こんなに休んで日本経済は大丈夫かと心配になる程である。
 
他方、過労による自殺やストレス障害のニュースを見聞きすると、現実は三日に一日休むなどとは縁遠い話ではないかと思われる。定休日に規則正しく休養しているのは公務員だけで、民間では大企業でも、休日を返上して働かねば脱落していくというのが、現場の実情なのかも知れない。
 
私の住む田舎では、近年過疎化が進み、かつては人通りも賑やかだった商店街も、今や寂れたシャッター通りとなっているが、首都圏などの都会では、深夜族と呼ばれる若者も多く、夜遅くまで営業している店が少なくない。また中小の町工場では、親企業の注文に合わせて操業することになるので、景気のいいときは何日も早朝から深夜まで連続勤務となることも珍しくないようである。
 
こう見てくると、日本中がまだ貧しかったわれわれの現役時代より、はるかに豊かになった今日の方が忙しいというのが、勤労大衆の現実のようである。裏返して見れば、勤労者の長時間労働に支えられて今日の繁栄があるということになる。
 
報道によれば、かくも勤勉な勤労者の賃金は、ここ数年横ばいまたは下がり気味という。彼等が身を粉にして獲得した成果はどこに消えたのだろう。資本家が懐にしまい込んだのかと考えてみるが、格別手厚い株式配当が行われたとも聞かない。不勉強の私にはどうも良く分からない。
 
いずれにしても、苦労すればそれに見合う報酬が無くては働き甲斐がない。老いぼれの私には何の智恵もないが、政財界の指導者は、日本の未来を託する若者が働き甲斐を見いだせる社会にしてもらいたいものである。
安倍政権の登場で日本経済に明るい陽が射してきたと騒がれているが、一日も早く若い世代の懐の中まで温めて欲しいと願っている。
老い先短いわれわれ老人にとっては、財政健全化のため老齢年金を多少削られても、若者が希望に胸を膨らませる姿を見ながら旅立つことができれば、この上ない幸せである。
 
(平成二十五年五月六日)
 

2013年8月31日

所長の佐藤です。

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